人生の半分くらい、目の病気でステロイド(プレドニン)を服用してきました。 服用量は、内服が40〜10ミリ、ステロイドパルス点滴数回、それとたぶんパルス療法がなかった時代に毎日のステロイド点滴。 当然、ムーンフェイス、中心性肥満、バッファローショルダー、10代の頃はすさまじいニキビ、ステロイドパルスではカンジダ、あとは薬の増減などで不定愁訴も色々ありました。 めまい、膝痛、大量時のほてり、胸の痛み、筋肉だか神経だかのピクピク、手の震え、生理が止まるなど。 今は炎症性の目の病気では、免疫抑制剤などを使うのではないかと思いますが、私はごく短期に使ったのみ。 あとの治療はぜ〜んぶステロイド主体でした。 副作用の強い薬だということはもちろん知っていたけど、長期に使い続けた今現在、私の体はこんなんなっています。 ・動脈硬化…血管年齢80歳オーバー。 ・高血圧…3種類目の薬でようやく降圧したレベル。 ・中性脂肪高値・軽度の肝機能検査値の異常 ・頚椎の骨棘…高齢者に多いらしい ・結膜結石…高齢者に多いらしい ・皮膚の傷がとにかく長期間治らない ・骨折、腱鞘炎、靭帯、神経などの怪我が長期間治らない ・無関係だけど喘息発症 こんな現状です。ステロイドのせいではない物もあるかもしれません。 ただ私はもともと細身、食生活きっちり健全、酒は週にほろよい350ml1缶、タバコ大嫌い、睡眠も起床も規則的です。 両親も年齢に対してかなり健康なほうだと思います。
動脈硬化とかは「年取ったら出るかもなぁ」なんて思ってたけど、想像以上の速さでやってきました。 何より困っているのが、整形系の故障の多さで、仕事にも生活にも支障をきたすレベルです。 頚椎が骨棘ですが、足首もたぶんそれっぽいです。 あらゆる関節が固くなり、痛いです。 ストレッチやウォーキングはしているのに。 体を犠牲にして良いから、目の治療を最優先したいと何度も主張したのは私で、自分が選んだ道です。 病院ではたまに血液検査の副作用チェックはしてたけど、血圧のチェックも問診もされたことないし、整形的にこんなに「普通じゃなくなる」とは思ってもいませんでした。 動脈硬化と高血圧を発見してくれたのは、関係ない地元の内科です。 もし眼科にしか通っていなかったら、そろそろ心筋梗塞や脳梗塞になっていたかも知れません。 どこまでがステロイドと関係あるのか分からないけど、とにかく尋常でない量の大量のステロイドを服用してきて、結果、病気は全く良くならず、順調に視覚障害が進んでいます。自分で選んだことだから後悔がないと思う一方で、「どうせ目が治らなかったんだから、体を大切にしてステロイドをやめれば良かった」という思いもあります。
視神経炎の時、最初のステロイド内服は本当に効きました。 内服2日経った頃から、明らかに視界が明るくなりました。 でも減薬するとたちまち悪化。 短期的な効果は何度か感じたことはありましたが、長期的に見ての改善は… 私見では「無かった」です。 とはいえ、今現在こんなにステロイドだけで治療する人はいないと思います。 病状によっては確実に効く薬だし、的確に使えば副作用もかなり防げると思います。 だから恐れたり避けたりすることはないと思います。 でも私はなんでこんなにバカみたいにたくさん服用しちゃったんだろうと、やはり後悔の念が勝つのです。
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