私の目の病気 一番最初の症状

目の病気
症状が出て治療が始まってから病名が付くまで、時間が掛かりました。
一応「ぶどう膜炎」ということにはなっているけど、医師達が他に見たことがない眼底らしく、一般的なぶどう膜炎の症状とは違う点も色々あるかと思いますが、書いておきたいと思います。

それはもう、ずっと昔の中学生の時でした。
自宅で蛍光灯の灯りの下、国語の教科書を見ていたのです。
なぜか、何とはなしに片目で教科書を見たんですね。
すると見ている行の隣の行が、あるはずなのに白く無地になってて見えないんです。
「え?」と思って反対の目で見てみたら、今度は反対側の隣の行が白い無地に。
どちらも視野中心より耳側の部分が消えていたのでした。

「え?え?」と思い、部屋の白い壁を見渡したら、薄く小さく無数の点々が漂っていました。まるで帯のように。
「こんなんだったっけ?」と思って親に話したら、翌日眼科を受診することになりました。
そこから大学病院にすぐ行くように言われ、3日連続で通い、入院。
連続3日の通院中にも視力が下がっていったのですが、悪化の自覚はありませんでした。

入院してからも視力は悪化し、そのうちチラチラ光が見えるようになりました。
暗いところを見るとその光は特にハッキリ見え、同じ場所で光りつつも小さくゆらめいているような光でした。
また、気づいたら[白地に黒文字]であるはずの本などが、[生成地に焦茶文字]に見えるようになりました。
[白地に黄色]は、黄色で書かれていることが見えなくなりました。

最初に自覚した飛蚊症も、たぶん増えたのだと思います。
明るいところをみると、薄黒い天の川がゆらゆらしていました。

同じく一番最初に気づいた視野欠損も、その面積を増しました。
この時の視野欠損は、視神経乳頭炎によるものでした。
入院時も退院後も、眠りから目覚めた時に瞼を開けると、欠損している部分が真っ黒に見えました。
明るい場所では、欠損している部分は白というか無色透明の感じに見えました。
なので暗い場所で真っ黒に見える時が一番強烈で、これが大きくなっていくことが一番怖かったです。
前の記事で書いた眼底出血が起き始めたのは、もう少ししてから。
ずっと後になって再発した時は、また違う症状が色々出たのですが、それに関しては別の記事で書こうと思います。

というわけで、発端は飛蚊症(炎症によるもの)と視野欠損(視神経の炎症によるもの)でした。
飛蚊症なんて軽いものじゃなく、量的にはイナゴの大群ですね。
粒の大きさは「蚊」より小さいけれど。

ちなみにこの時の飛蚊症は、少なくとも10年以上ははっきり存在が自覚できるものでした。
視野欠損は、信じ難い話ですが、多少小さくなりました。
自分の経験からも、他の人の話からも、一度失った視野が戻る話ってあまり聞かない(ゼロではない)けど、本当に多少小さくなりました。
それでも両目とも中心のすぐ隣は見えないままでしたが。

あとは、[白地に黄色]の見えにくさは残りました。
薄暗い場所だと、小さい文字や薄い印刷が見えにくいのも残った。
とはいえ、ごく普通に生活することが出来ていました。

それもこれも、再発するまでの話なのですけどね!

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