価格を確かめなくても気軽に買い物が出来る百円ショップは、ロービジョンの私にとって便利なお店でした。
もちろん買ったことのない製品を見つけるのは大変で、そこはあらかじめ売り場をリサーチして臨む…などの手間は必要でしたが、それはどこでも一緒。
ある日、久しぶりにちょっと遠いけど大きいダイソーに行き、欲しいものを見つけてレジに行ったら、まさかの完全セルフレジ化。
狼狽えて、視覚障害で難しいことを伝えて、お店の人にやってもらいました。
(「支払いは大丈夫ですか?」と聞かれた理由が今も謎…)
手間をかけてしまい何度も頭を下げて、同時に悲しみや苛立ちが湧いてきてモヤモヤ帰宅。
「もうあのダイソーには行かれないな。近所のダイソーが有人レジで本当に助かった」
と思っていたのですが、なんとついに近所のダイソーも完全セルフレジ化。
事情を話して頭を下げて迷惑かけて、やりきれない気分で店を後にしました。
店側・企業側としちゃ「言ってくだされば、やりますよ」でOK(むしろ自分=親切的な)と思っているのでしょうが、こちらとしては普通のレジならば普通に利用できるのに、セルフレジになったせいで障害を名乗って頭を下げて罪悪感を抱えながら買い物せにゃあかんのか、です。
だいたい近所のダイソーは高齢者の利用も多かったところです。
そして高齢者からは「セルフレジになった店は、もう分からないから行かれない」という意見を複数聞きます。
私はダイソーは一部の障害者と高齢者を切り捨て・排除にかかったのだと認識いたしました。
もう2度と行きません。
そっちがそうならこっちもこうだ!
・・・とは思ったものの、かなりダイソーに頼っていたので、あれこれの消耗品や整理グッズなどを今後どうしようかと途方に暮れました。
が、それぞれ探せば良い物があるんですよね。
ゴミ捨て用のレジ袋とか、ベビー綿棒とか、お掃除シートとか。
無印に似たシンプルオシャレ気な製品も、比べてみたらやっぱり無印の方がずっと格上。
というわけで脱ダイソー生活が始まりました。
時間はかかるけど(ネットで)ひとつひとつ納得できるものを探して買う。
そういう生活に、むしろちょっとワクワクしています。
…ところでセルフレジ化になって、それまで勤めていた店員さんたちってどうなったのでしょう。
私が利用していたところは、穏やかで親切な方が多かったのですが、セルフレジ化になって残ったのは最近入った冷たくて乱暴な悪印象の人でした。
ありゃほんと、高齢者も行かなくなるよ。
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