視覚障害になって、一番怖かった体験

やだね

知人のライブに招待されて、出掛けた時のことでした。

その頃はすでに、決まったコース以外の夜間の外出はしていなかったので、久々の夕方以降のお出かけ。

駅に着いて外に出た時、まだ夕方だというのに視界が暗過ぎてたじろぎました。

それでも何回か行ったことのある場所だったので、Googleマップのナビを頼りにどうにか到着。

ライブを楽しみ、挨拶をし、家の事情があったので誰よりも先に店を出て帰路を急ぐ…はずでした。

行きと同じくGoogleマップナビを頼りに進んだのですが、お店を出てしばらく歩いたら、もう何も見えない闇な視界になってしまいました。

目の前に道が続いているのか、目の前に壁があるのかも分からない。

どの方向を向いても暗闇しか見えず、道とそうでないところの区別も分からなくなり。

ナビ通りに進んでも、白杖が何かにぶつかり行き止まりな感じで。

もうパニック寸前でした。

泣きそうでした。というか、泣く余裕すらありませんでした。

怖くて怖くて、どうしたら良いのか分からなくて。

もちろんライトは持っていたのですが、照らした先も私の目には暗闇にしか見えず、それが道の先なのか行き止まりの茂みとか壁とかなのかの区別も付きませんでした。

その後、どうやって駅まで辿り着けたのか、よく覚えていません。

今思い出しても恐怖心が蘇るくらいです。

やはり知らない道の夜歩きはもう無理なので絶対にやめようと心に誓ったのでした。

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