身内がリウマチ性多発性筋痛症になった話

目以外の病気・体調
身に覚えのない、左右対称の複数箇所の筋肉痛。
症状が出てから治療が始まるまでのことを書きたいと思います。

突然の筋肉痛

それは突然始まったそうです。
何も変わったことはしていないのに、強い筋肉痛が起きたのだとか。
本人曰く「山登りをした次の日のような、強い強い筋肉痛」だそうで。

どこが痛いのか聞いてみるに、
「両肩〜二の腕、太もも〜お尻」とのこと。
しかも右も左も痛いとのことで、明らかに変でした。

何日も痛みが続くようなので調べてみたら、
「リウマチ性多発性筋痛症」
という病気の症状に酷似していました。
ただ、発熱は無かったのですが…
また、その前から膝痛も訴えていたので、整形外科に行くことになりました。

整形医師「分かりません」

整形では、膝はよくある変形性膝関節症の初期と判明。
ヒアルロン酸の注射でこちらは治療が始まりました。
しかし、もっと辛い方の筋肉痛は「分かりません(完)」とのこと。(ええー?)

膝の注射のために通いながら、筋肉痛のことを訴え続け、やっと血液検査をしてもらえました。
その結果、炎症を示すCRPが出ていたものの、
「怪我とかすると高くなるんですよー」
で完。(*怪我してないです。怪我したかも聞かれてないし)
他にも、何の値か忘れてしまいましたが、調べてみたら膠原病に関係する値がプラスになっていました。
でも整形医師は
「リウマチではありませんね。良かった(完)」
ということで終了してしまったのです。

病名つかぬままステロイド開始

痛みは一向に良くならないので、「リウマチじゃなくて良かった」じゃねーわ、とこっちは思いつつ、患者の方から病名を言うわけにもいかず。
素人目にはどうみても「リウマチ性多発性筋痛症」であり、ステロイドさえ出してくれれば…と思う日々。

何度目かの通院で、根負けしたのか遂にステロイドを「とりあえず」処方されることになりました。
この時点でまだ病名わからず。

そして予想通り、劇的に痛みが引きました。
「でしょ?」
と何回言ったことか。

そしてそして、瞬く間にステロイド投与は中止され、痛みはすぐに再発しました。

やっと…病名

ステロイドの再投与→回復
停止→再発
を繰り返すうち、身内は医師に聞いたそうです。
「結局私の病気は何なんでしょうか」と。
その時に初めて病名が告げられました。
初診からかなり経った時でした。
そして今もステロイド内服は続いています。


さて、私は不信感を抱いています。
病気が何なのか分からないのは仕方ないです。
ある医師の書いたサイトには、「整形外科医でリウマチ性多発性筋痛症を知っている人は多く無い」とも書いてありました。
でも、痛みを訴え続け、原因がわかっていないにも関わらず、それ以上の検査もしない。
大学病院などに紹介することもない。
第一血液検査に異常があったのに、リウマチじゃなかったから終わり。
「どんだけやる気が無いんだよ」と思います。
通院し始めてから何週間も、痛みのせいでまともに動けない日々を無駄に費やしました。
そんな風に時間を失っていることを、医師は考えもしていないんだろうなと。

ちなみに内科の医師に病気のことを告げたら、大学病院の膠原病内科で診てもらうべきと言われたそうです。
でもそんな打診も全く無く、ステロイドを早く減らしたい医師と、減らすと必ず痛みが再燃する患者との攻防戦が続いているだけです。

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