「見えない」ことへの嫌な出来事2つ

やだね

世の中、親切な人がたくさんいて、ありがたい経験をいろいろしました。
しかし心に残る嫌な思い出も!
胸の中にしまっておくのも何なので、ここに書きまーす。

嫌な奴①:謎の差別野郎

これは私が言われたことではないのですが、一生忘れないムッとした出来事なので…

まだそれほど視力低下が進んでいない頃、眼科に入院していた時の話です。
目以外は健康だし暇だったので、デイルーム(?共同の休憩所みたいなところ)で過ごしていたんです。

そこに見舞客が二人。
服装や喋り方から、仕事関係の見舞いの様子。
で、デイルームには有料テレビ鑑賞用のカードも売ってるんですよ。
それを見た二人客の若い方が
「メ〇〇なのにテレビなんか要らないっしょ」
って嘲る口調で言ったんですわ。
3文字の差別用語ダイレクトで。

その後も、奴は見舞い相手が嫌いなのか、それとも何か差別意識があるのか、やたらと嘲りを込めて「メ〇〇なんだから」みたいに言うんですよ。
そこそこ大きな声で。

おいここにも患者いるんだけどな、と頭にきて思い切り睨みつけていたらそのうち気づいたようで、以降はゴニョゴニョ言ってるだけになりましたが。

まず、全盲でもテレビを聞いて情報を得たり楽しんだり普通にするし。
つか、眼科病棟=目が見えないって、頭悪すぎる発想じゃない?
たぶん彼自身が出来損ないのダメ人間で、そのコンプレックスと歪んだプライドから侮辱ワードを連発したのでしょうが、あまりの頭の悪さにご愁傷様でした。

嫌な奴②:白杖持ってスマホ見てたら無言で絡んできた奴

これも今よりもっと見えていた頃の話ですが。
飲み会の帰り、電車のドア横に立ってスマホ操作をしていたんですわ。
で、ふと顔を上げたら目の前にド田舎のヤンキー的な体脂肪率がハイな感じの男が、むっちゃ失礼な距離まで顔を近づけて私を見てる。

たぶんこのド田舎のヤンキー的な体脂肪率がハイな感じの男は、
白杖=全く見えないはずなのに、スマホを見ているインチキ障害者
みたいに解釈して、エセ正義感も織り交ぜて私に注視していたのかと思いますが、ほんとに露骨で距離無しでキモい!おえー!
私も泣き寝入りするタチではないので、睨んでくる相手に睨み返しを続けたのですが、このド田舎のヤンキー的な体脂肪率がハイな感じの男には「睨んでくる=ますますインチキ障害者」と解釈されたようで、近づいたり離れたり、正面から覗いたり下から覗いたりの無言の絡まりを電車から降りるまでされました。

ああ、あのド田舎のヤンキー的な体脂肪率がハイな感じの男が「白杖=全盲ってわけじゃない」と知った時の感想が聞きたいです。

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