私が経験した眼注射(目への注射)

目の病気
いわゆる「ぶどう膜炎」とは異なり、珍しい症状らしい私の病気ですが、炎症を抑えるための眼注射も経験したので、書いておこうと思います。

その1.(たぶん)結膜下注射

「じゃあ結膜下注射しますね〜」
と言われたわけではないので、あれが100%絶対に結膜下注射であるとは断言できませんが、99%たぶんそう。

大昔、病気を発症して入院して、一番最初の治療がこの眼注射(「眼注」と呼ばれていた)でした。
怖がる私に、看護師さんが「眼球には筋肉がないから、そんなに痛くないわよ」と励ましてくれたのですが、はっきり言って人生最大級に痛かったっす!!!

眼科おなじみの点眼麻酔を何度かし、ベッドに仰向けになり、医師が注射針を持って針先が目に近づいてくる…という、知らない人から見たらホラーのような話ですが、本当にそれです。
昔の話なので、今はもっと痛く無くできるのかも知れませんが、刺した針が目から脳天まで突き抜けるような強い痛みでしたね…
注射後もズンズンした痛みが続いて…

最初は週に3回、両目にという計画だったのですが、効果が出ず。
回診時に偉い先生が「毎日やったらどうだ?」と言ったのに対して「嫌だー!」と口を挟み、短期間で終了しました。
大昔の話なのですが、あの時に偉い先生に対して私と一緒に「そうだよな!嫌だよな!」と言ってくれた医師の優しさが嬉しかったです。

その2.テノン嚢下注射

こちらは成人で再発してから受けた注射です。
ほんのちょっぴり白目を切開して、そこから先の尖っていない注射針を入れて薬剤を入れるとかいう注射。

まず1回目の話。
なにしろ十代の時の激痛が強く印象に残っていたので怯えまくっていたのですが、処置中はほぼ全く痛くなかったのです。
ですが、麻酔が切れた後がすごく痛くて、数日間強い痛みが続きました。
完全に痛みがなくなったのは、1週間以上経ってからだったような気が。

そして2回目の話。
素人なのでわかりませんが…
それまで多々麻酔の目薬は経験してきましたが、いつも点眼後は目のあちこちに行き渡るように目をパチパチさせる感じだったのです。
が、その注射の日は、点眼担当の看護師さんが点眼するや否や
「0.01ミリたりとてこぼすまい」
という感じで瞬時に目頭をぎゅっと押して拭き取る感じで。
そういう人にそれまで出会ったことがなかったのですが…

いざ処置が始まって目に何かされた瞬間(たぶん最初の切開)、激痛で体が飛び跳ねそうになりました。
幸い医師がジャンジャン麻酔を追加してくれて、その後は大丈夫になったのですけど。
あれ、点眼麻酔が全然効いてなかったんじゃないの?と私は思っています。
術後に麻酔が切れた後は、やっぱり痛かったです。

余談:でも手術は痛くないよ!

「注射1本でそんなに痛いなんて、手術ならものすごく痛いのでは?」
と思われそうですが、不思議なことに手術の注射は全然痛くなかったのです。

最初に十分に点眼麻酔をし、その次に注射による麻酔をすると思うのですが、触られている感覚はあれど、刺す痛みはありませんでした。
術中の、ある特定の作業中は痛みがあったり、術後の痛みはありましたが、
”やったことと、痛み”
の比率は、眼注射のほうがよほど痛いように思います。

でも大昔に私が入院治療を受けていた頃は、白内障の手術も最初の麻酔がものすごく痛かったそう。
今は全然痛くない。
やはりどんどん変わって来てるのだろうと思います。

もうひとつ余談:術後の眼注射

これもかなり前の話で、今はまた違うかも知れません。

入院していた時、1日1回の回診があるわけですが、前日に手術を受けた患者さんたちがどんどん「このあと注射するから待ってて(もちろん眼注射)」と振り分けられていったのです。
私も術後患者。注射なんて絶対に嫌だ。この場からどう逃げ失せようか…と逃げ道を探していたのですが、なぜか私は注射コースから外されました。
もともと炎症を抑えるためにステロイド点滴をしていたため、注射の必要が無かったのか分かりませんが…
ちなみに身内も硝子体手術を受けたことがありますが、術後の注射はありませんでした。
炎症が強い人だけなのか、何なのか?

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