ロービジョンのお泊まり旅行 荷物の工夫

外出

ここでは旅慣れてない私の、お泊まり旅行の荷物の工夫などについて紹介したいと思います♪

詰め替えて荷物を小さく

白杖その他、ただでさえ荷物が増えるロービジョンです。

たとえ一泊旅行であれど、荷物は極限まで小さく軽くしたいです。

というわけで、月並みですがコスメ類は小さく詰め替えます。

コンタクトレンズケースが便利

便利なのがコンタクトレンズのケース(下画像 上段中央)

私は日焼け止めとクリームファンデを入れていますが、このコンタクトレンズケース(百均ダイソー)は片側が黒、片側が白で見分けやすいのでとても良いです。

液体も極小ボトルへ

上画像の右下は、上記コンタクトレンズケースとセットで入っていたもの。

そもそもが保存液を入れる用のボトルなので、安心して化粧水などの液体を入れられます。

また自己責任で、本当はやっちゃイケナイことですが、空の目薬容器も液体の詰め替えに使っています。

上画像の右上がそれです。

ただ薬液が残っていると肌に危険だし、容器自体もその薬液に適した素材で作られていると思うので、本当に自己責任です。(使用前に良く洗い、2〜3日で廃棄しています)

ほか、画像下の中央は無印良品で購入したボトルです。

無印は様々なサイズの詰め替え容器を1つからでも購入できるので助かります。

詰め替え容器:ロービジョンならではの工夫

上記のように白黒クッキリのコンタクトレンズケースを選んだことも、ロービジョンだからこその工夫の一つ。

それ以外には、ボトルは転がりやすい(=転がって見つけられなくなる)ので、転がらない工夫をします。

上画像では小さなジップ袋に入れて転がりを防いでいますが、他にマスキングテープを巻いて一部をタグのように折っておけば、それが転がり防止になるのではないかと思います。

マスキングテープを巻くことで見つけやすくもなると思います。

薬は1回分ずつ分けて

さきほどの画像の左側「朝」「夜」とシールを貼っているのは、飲み薬です。

1回分ずつを小さなジップ袋に入れ、朝と夜とを分かりやすくしました。

文字を大きくだけでなく、色も変えることで、より判別しやすくしています。

本当は昼の薬もあるのですが、ここは自己責任で調整です。

ロービジョンならではの持ち物

ロービジョン(視覚障害)ならではの持ち物をピックアップしてみたいと思います。

*印は、旅行ならではの持ち物です。詳細は後ほど。

・白杖
・ルーペ 携帯用
*ルーペ 家で使ってる物
・単眼鏡
*遠くを広い視野で眺められる単眼鏡
・LED懐中電灯
*うす暗いライト
・遮光眼鏡
・眼鏡(私の場合は近用と遠用)
・スマホをフル活用するので、スマホ用充電器(とケーブル)
*マスキングテープ、輪ゴム
*目立つポーチ、袋

以下、*印について説明します。

家で使っているルーペ

普段の外出用ルーペは、多くの人が携帯に適した小型軽量を重視して選んでいるのではないかと思います。

でもホテルなどでじっくり使いたい時には、ちょっと不便なのでは?

というわけで、家で使い慣れている一番みやすいルーペがあると便利です。

ちなみに私はルーペでは見えにくくなってしまったので、スマホの拡大鏡機能を使っています。

遠くを広い視野で眺められる単眼鏡

高倍率の単眼鏡は、視界がとても狭いです。

でも視力が低いと高倍率でないと見えないですよね。

でも、旅行の時は低倍率で高視野の単眼鏡もあれば良かったなと思いました。

木々や海、ビル並、夜景などなど、全体の雰囲気をぼんやりで良いから見て味わって、一緒にいる人と共感したい…

そう感じたので、次回は広視野低倍率の単眼鏡も用意しようと思っています。

うす暗いライト

一人で夜道を歩くには頼もしく照らしてくれるライトが必要ですが、それをホテルなど施設内で使うのは憚られます。

でも雰囲気の良いところってホント暗いんですよね!!もはや何も見えん。

というわけで、雰囲気を崩さず、自分の多少の視界や安全を確保するために、薄暗いライトもあると良いと感じました。

弱い光の懐中電灯でも良いですが、私が次回の旅行に持っていこうと思っているのは、家で毎晩愛用している優しい光の折りたためるソーラーライト、キャリーザサン

柔らかい光なのでホテルの廊下でも室内でも、きっと馴染んでくれると思うのです。

キャリーザサンについては別のページでレポートしています♪

ソーラーランタン「CARRY THE SUN」を毎晩愛用

マスキングテープ、輪ゴム

マスキングテープは上でも書いたように、小物類の目立つ目印になったり転がり防止になったりします。

輪ゴムは、バスルームのアメニティグッズの見分け(触り分け)に必要だと感じました。

最初に「これがシャンプー、これがコンディショナー…」と説明してもらい並べても、使っているうちにどれがどれだか分からなくなっちゃったんです。

入浴中なので、もうどうにもならないし。

そこで京王プラザホテルのユニバーサルサービスの真似をして、輪ゴムを巻いてその本数で判別を付けると良いなと思いました。

目立つポーチ、袋、大判ハンカチなど

いざ部屋の中で痛感したのがこれ。

普段バッグの中で目立つ明るい色のポーチや袋が、ベッドのシーツの上では目立たずに探すのが難しくなってしまいました。

対策としては、目立つ色柄のポーチや袋を持っていくことや、大判のハンカチを持参して、それを広げてその上にポーチや小袋、またはその中身を置くことかなと思いました。

ふだん自分の家ではどうにか探せるものも、慣れない場所だと信じられないくらい見えないし見つけられないのだと実感しました…

往復宅急便が便利そう

荷物を極力減らしても、どうしてもある程度の量にはなりますよね。

私は次回はクロネコヤマトの往復宅急便を使おうかなと思っています。

ロービジョンの私は荷物を送る際の伝票を書くのが苦行なのですが、アプリやパソコンを使っての申し込みも出来るようで、それならどうにか出来るかもと思っています。

なにしろ往復便なので、「帰りの際に現地で伝票を書く」という無理難題を避けることが出来ます。

価格も、例えば一番小さいサイズで関東⇆関東の往復ならば、1600円台なのでお得なのではないでしょうか。

これならば、着替える服の数を節約しなくても良いし、寒い夜に備えて嵩張るアウターを持っていくのも苦になりません。

最後に…いつかは泊まりたい、京王プラザホテルのユニバーサルルーム

バリアフリー法なるものがあるらしいですが、やはり障害があるからといって特別な配慮を求めるのは気が引けます。

ですが京王プラザホテルのように「ユニバーサル」を明言して作られた部屋があり、スタッフが案内もしてくれるならば、安心して堂々と宿泊できそうです。

私の宿泊費予算に比べるとお高いのですが、きっと快適な時を過ごせるのだろうなと思います。

いつか泊まりたいです。


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