目が見えにくくて、商品やお店を見つけるのが難しい場合

外出

目の病気などで見えにくくなると、買い物が大変ですよね。

商品が見つからない、お店が見つからない。

時には諦め、時には泣きたくなることも。

このページでは少しでも買い物を成功させるためのアイディアなどを紹介します。

商品を見つけたい

品物の予習

私は弱視(ロービジョン)なため、買い物はネットを利用することが多いのですが、近所のスーパーで買うこともあります。

いつも購入しているものなら良いのですが、初めての商品だと探すのも困難。

なので、そんな時は事前に商品の画像を検索して、大きさや形、色などを予習します。

例えば適当に探した画像ですが…

上画像の商品を見つけたい場合、事前にこの画像をチェックしておけば

・「白・黒・緑の市松模様で、2段目に白がある」

・「袋入り、長方形」

ということがわかり、商品名が見えなくても探す大きな手がかりになります。

また少し面倒ですが、外寸も調べておけば、より見つけやすくなるでしょう。

また、すぐには買わないものでも「良いな」と思った商品の画像をメモなどに貼り付けておけば、後々買おうとした時に探しやすいです。

売り場の予習

例えばカップ麺ならばスーパーのカップ麺売り場に置いてある可能性が極めて高いですが、百均でアームバンドを買いたい時はどうでしょうか?

ただでさえ見つけるのが大変なのに、売り場の見当もつかないと、もはや砂漠の砂の中に埋められた針を探すような難易度。

というわけで、事前に「ダイソー アームバンド 売り場」などのキーワードで検索します。

するとけっこう「〇〇売り場にありました」

などという情報を見つけられたりします。

手の空いているお店の人を見つけられれば良いですが、そもそも見えにくいとそれが難しいですからね…。

ちなみに私の友人は、

「〇〇というのが美味しかったよ。××くらいの大きさで、ピンクの袋に入っていて、▲▲売り場にあったよ」

と親切に教えてくれます。

本当にありがたいことです。

お店を見つけたい

フロアマップ、フロアガイドで予習

駅ビルやデパート、ショッピングモールなどでは公式ページの「フロアガイド」などにフロアマップが載っていることが多いです。

これを見ること自体が大変なのですが、

「出かけたのに、とうとうお店を見つけられなかった。無念。」

というよりはマシです。

なので行きたいお店がどこにあるのかを、頑張って探して覚えます。

エスカレーターのすぐ横だとか、端の方だとか。

同時に周囲のお店も知っておくと、より見つけやすくなります。

お店や売り場の外見を知っておく

例えばユニクロは赤、眼鏡のzoffは水色、無印良品はあずき色、のようにブランドの色やデザインがありますね。

初めて行くお店がどういうカラーで、どういう店構えなのかを知っておくと、見つけやすさがアップします。

ショッピングモールのホームページなどでは、各店舗の正面写真のような物も掲載しているところもあるので、(大変ではありますが)事前にチェックしておくと、当日無事に到着できる確率が上がります。

一件で建っているお店の場合

ビル内のお店ではなく、多くのコンビニなどのように一件で構えているお店の場合です。

これに関しては、グーグルマップのストリートビューを使うと、映像で確認することが出来ます。

目的のお店がド派手ならば見つけやすいですが、その確率は低いので、両隣などもチェックしておきます。

例えば「黒壁のビルの隣」だとか、「ローソンとロッテリアの間」などのように。

やっぱりネットショッピングが楽

ここまで書いてきたことは、すべて”目が悪いがためにやらざるを得ない余分なこと”です。

自分のためなのだから仕方ないとは言え、やはりしんどい時もあります。

だからやっぱり、ネットショッピングが楽チンです。

ネットショッピングは、「見えなくて商品を見つけられなかった」「見えなくてお店を見つけられなかった」という悲劇がありいません。

それだけでなく、色や価格、商品説明などが言葉で確認できるので、見えない(見えにくい)が故の失敗をかなり減らせます。

近未来への大きな期待

ITが凄まじい速さで発展していますが、スマホを利用したサービスに希望が持てるかもしれません。

スマホのカメラ機能は、私たちの目の代わりをしてくれます。

カメラで読み取った画像や文字が、スマホで認識され、それが何なのか分かります。

スマホの位置情報機能で、今どこにいるのかが分かり、そこに何があるのかをネットワークや情報で知ることができます。

今でも地図アプリなどで目的地までガイドしてもらうことは出来ますが、さらにお店の欲しい商品の位置まで案内してくれたり、今自分が立っている前の商品が何なのかを教えてくれたりする未来が実現するかも知れません。

現にそういうプロジェクトもあるようです。

ロービジョンの一人として、心待ちにしています。

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