寺注意だった件

私、時々アホになるんですわ…

もう昔のことですが、道を歩いていたら声を掛けられたんです。

振り向いたら、お寺を背景に住職(たぶん)。

「近所の子たちもよく遊びにくるんですよ、見学しませんか?」

と言われたその時、私の心にはスキマがあったのですね。

アホなことに、静かな庭と無邪気に遊ぶ子供たちの図が頭の中に再生され、なんか惹かれちゃって、付いていっちゃったんですよ…

普段だったら秒で断るんですけどね…

頷いた側から少し後悔が始まったのですが、それでも「たまにはこういうのも良いか」と寺(たぶん)にお邪魔しました。

住職は2階へとずんずん歩いていくのですが、白杖で足元を探りながら一生懸命付いていったら「杖、つかないでください」って。

そうですよね、外で地面を突いていた杖でお寺様の床を突くなんて、配慮が足りませんでした。

つか、だったら視覚障害者を招き入れるなよ…

「うわー、バカやっちゃったな」と自分にあきれつつすり足で後を付いていったら、他に誰も外部の人はおらず、着席してなにやら解説。

自分の宗教を崇め、他の宗教を否定する話に「いつ逃げようか」とばかり考えながら相槌を打っていたら、名前やら何やらを記帳する紙とペンを持ってこられました。

バカな私は、寺=宗教=勧誘ということすら知りませんでした。

それを機に謝り倒して(安易に来ちゃってすみません的な)スタコラサッサと逃亡。

視覚障害者に杖を突くなという宗教が、人を幸せに出来るんですかねー

昨今の宗教2世問題で思い出した出来事でした。あの宗教とは別のところですけどね。

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