家電のスイッチやボタン、ケーブルの差し込み口などの文字が見えなくて苦労するのは、視覚障害者だけでなく老眼の人も当てはまるのではないでしょうか。
このページではロービジョン(弱視)の私が今までに見つけた工夫や便利な製品を紹介したいと思います。
とにかく目印を付ける


凸シール(上画像 左)やカラーラベルシール(上画像 右)、ビニールテープ、マニキュア、ペンdなど様々なもので目印を付けてしまいます。
凸シールで触っても分かりやすい目印
記事先頭にある画像は、洗濯機の「洗濯」ボタンに、3Mのしっかりつくクッションゴムを貼っています。
私にとって重要であり分かりにくかったのがこのボタンだったからです。
ちなみにこのクッションゴムは丸型と台形型があり、私は間違って丸型を購入してしまいましたが、目印(触印)として使う場合は台形型の方が断然良いです。(丸だと指への圧が一点に集中して痛い)
また、DVDディスクドライブのOPENスイッチの真上に凸シール(これは百均セリアの物)を付けたり(下画像)

マニキュアで見ても触っても分かりやすい目印

ボタンなどにマニキュアを塗るのは自己責任になりますが、私はリモコンのボタンの重要なものにマニキュアを塗ってしまいました。
見やすいだけでなく、触感も全く変わるので、触っても分かりやすいです。
ちなみににこのマニキュアは、百均の「はがせるネイル」を使っています(下画像)
テープで目印

上画像は詰め替え容器にビニールテープを貼ったところです。
私はシャンプーなど大容量で購入して小分けして使うことが多く、詰め替え容器にシャンプーとコンディショナーの区別を明確に付けるため、上画像のようにテープを貼ったりします。
また、多種作用なケーブルの区別、コンセントの区別などにはマスキングテープをタグのように付けて判別しやすくしています。
下画像はイヤホンの左右をカバーの色を変えて区別をつけたものと、ケーブルの判別のためにマスキングテープを貼ったものです。

ペンで描いてしまう
油性ペンで描いてしまうともう後には戻れませんが、自分のものだしまあ良いかなと。
先代のプリンタは用紙をセットする部分が黒かったのですが、白い太いマーカーで線や矢印を書いてしまいました。
また、AV家電などの背面にあるたくさんの差し込み口も、白いマーカーで囲んで差し替え時などに分かりやすくしておきました。
見やすさに配慮された製品を使う
ありがたいことに、いろいろな事物でバリアフリー化が進んでいます。
家電でも見やすい、使いやすい製品がどんどん増えています。
一例を挙げてみましょうか。
私が買い換えて良かったのは、エアコンのリモコンです。
使っていたリモコンの調子が悪くなり、純正品を買おうと調べたらけっこうな高額…
エアコンすらいつ寿命が来るかわからない状態なのに、この出費は嫌だなぁと思って調べてみたら、安価で大画面&シンプルなリモコンを見つけたのでした。
(下写真のリモコンはOAR-N12)

説明書マニュアルはPDFで
家電の説明書は、公式サイトにもある場合が多いです。
そして大抵はPDF形式の書類で、ダウンロードできると思います。
ダウンロードしてパソコン画面で見れば、拡大して見ることが出来ます。
しかも多くのPDFマニュアルは、目次の項目を選ぶと、該当ページまでジャンプして表示してくれるので、ページに目を凝らして探す必要がありません。

また、ボタンやケーブル差し込み口がたくさんある機器の場合は、説明書PDFの「各部の名称」のような最初のほうにあるページだけを拡大してプリントし、その機器の近くに貼っておくなどすると便利な場合もあります。
見やすい&触っても分かる、シチズンのユニセックス腕時計
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