見なくても分かる腕時計

グルスの腕時計 外出

上の写真は、GRUS(グルス)の音声腕時計です。

普通の腕時計にしか見えませんが、ボタンを押すと音声で時刻や月日・曜日を教えてくれます。

見なくても見えなくても時刻を知ることが出来る腕時計は、このような音声腕時計と、触って時を知る触読式の腕時計があります。

このページではその両方を紹介します。

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音声腕時計(1)GRUS

GRUSのボイス電波腕時計は、日本初登場のアナログタイプの音声腕時計とのこと。

視覚に障害が云々でなく、ひとつの腕時計としてデザインが素敵です。

操作も簡単で、右上のボタンを押すと時刻を、右下のボタンを押すと月日と曜日を音声で教えてくれます。

その音声はプロの女性アナウンサーの肉声で、視覚障害の方達の調査も行って、聞き取りやすいものを採用したそうです。

*GRS004-01とGRS004-02は男性向けとのことですが、腕回りサイズ目安が12.5cm〜となっているので、よほど骨細の方でない限り女性でも使えそうです。

音声腕時計(2)セイコー(SEIKO)

セイコーはなんと1939年から視覚障害者向けの時計を開発しているそうです。

そんなセイコーの最新音声腕時計は、2020年12月に発売された音声デジタルウォッチ。

時刻の他、ストップウォッチ、アラームの機能もあります。

バンドがステンレスのタイプとシリコンのタイプがあり、シリコンタイプはスポーツシーンでも活躍しそうです。

ケースサイズはどれも41.0×49.8×14.1(mm)。

触読腕時計(1)シチズン

シチズンのAC2200-55Eは、見えない人も見えにくい人も使えるインクルーシブデザインの腕時計です。

触って分かりやすいよう、12時、3時、6時、9時のポイントを三角形にしたり、長針と短針の形と長さを明確に変えていたりなどの工夫がされています。

触ることが前提なので、ガラスの上蓋や文字盤などは指紋などが目立たないような加工もされています。

さらに、弱視の人にも使いやすいように、コントラストくっきりで大きなインデックスとなっています。

ケースサイズは34.9×34.9×7.5(mm)。

触読腕時計(2)セイコー(SEIKO)

長年視覚障害者向けの腕時計を開発してきたセイコーの触読腕時計の最新版は、計5種類のラインナップ。

この手のものって「男女兼用」とは名ばかりの男性寄りな製品が多い中、5種類中3種類は女性用です。

蓋を開けて文字盤を触って時刻を確認しますが、12時、3時、6時、9時のメモリは区別が付きやすいように長くなっています。

触読腕時計(3)eone(イーワン)

パッと見は腕時計、でも長針も短針も見当たらない不思議でおしゃれなデザインのコレは、eoneの「さわる時計 Bradley」です。

表面にある小さなボールで分を読み、側面にある小さなボールで時を読みます。

インデックスはもちろん立体になっており、12時のところだけ三角の形になっています。

ケースサイズが直径40mmのものと、ひとまわり小さい直径36mmのものがあります。

素材や色など種類豊富なのも嬉しいです。

定価は4万円台前半ですが、楽天で検索したら高値を付けられていたものもあったので注意してください。

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最後に

見えなくても時刻が分かる、音声腕時計と触読腕時計でした。

ここで紹介した以外にも、音声や触読の腕時計はあります。

また、腕時計でなくキーホルダータイプのものなどもあります。

(著者はキーホルダータイプを購入して持っていたのですが、時刻設定が良くわからず面倒臭くなって辞めてしまったことがあります)

時間が分かりさえすれば良い、という価値観ももあれば、素敵なものを身につけていて気分を上げたいという価値観もあるでしょう。

ずっとフリーランスで生きてきた私としては、きちんとした腕時計をしている人は、社会人としてきちんとしていて素敵だなあとも思います。

お気に入りの腕時計に出会えますように。

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