見やすいまな板は何色か…
結論を先に言うと、総合的には黒です。
総合的にはと書いたのは、製造数の多さ、入手のしやすさなどを含めてのことです。
見えにくい本人としてお勧めなのは、黒いまな板を基本として使い、黒では見えにくい時に薄型の明るい色(薄い色)のカッティングシートを使うという方法です。
まずは具体的に見てみたいと思います。
応用範囲の広い黒
上画像は極端な比較ですが、黒いまな板だと見やすくなる食材は多いです。
玉ねぎ、長ネギ、大根、ごぼう、じゃがいも、れんこん、キャベツ、白菜、にんにく、生姜など色が白もしくは薄いもの。
にんじん、いんげん、アスパラなどは色が濃いめですが、まあ見えます。
逆に見えにくくなってしまうものは、ナス、しいたけ、ズッキーニ、しめじ(のカサ)、ほうれんそうなどなど、色が濃いもの。
(ナスやしいたけは色の薄い方を上にして置いたり切ったりすることで、まあ見えますが)
なので基本の黒まな板と、濃い色の食材ようの薄い色(白その他)を準備しておくとバッチリでしょう。
薄い色の方は、まな板でなくて薄いシート状の物でも良いかと思います。
黒いまな板 3選
黒いまな板は、たくさんのメーカーからたくさんの製品が出ています。
ここではAmazonランキングなども参考に、特徴ある黒まな板を3つピックアップしてみます。
日本点字図書館推奨品 トンボ 抗菌まな板(日本製)
まず第一に紹介したいのがこちら。
なにしろ「見えない・見えにくい」案件に詳しい日本点字図書館の推奨製品です。
安心の日本製で、価格も1500円弱とリーズナブル(2022年11月現在のAmazon)。
国産備長炭と銀製無機抗菌剤を配合、SIAA抗菌適合のまな板です。
アイメディア 食洗機対応 丸いまな板
ユニークな丸いまな板はその面積の広さから、切った物を奥に移動させてそのまま次の食材を切ることができます。
またピザなどを乗せて切るにも余裕の大きさ。
食材が滑りにくく、刃あたりが柔らかく、弾力性のある耐熱エラストマー素材が特徴。
エピキュリアン 木製まな板
食洗機:○ 材質:木材(セルロース繊維加工品) Sサイズ(約):20.5×15.5×0.6cm、240g Mサイズ(約):29.0×22.7×0.6cm、460g Lサイズ(約)36.7×28.3×0.6cm、750g LLサイズ(約):44.3x32.8x0.6cm、1020g
昨今ではカタカナの材質のものが多い中、こちらは木製です。
耐久性に優れ、表面は非多孔性なので水分や雑菌の侵入を防ぎます。
熱にも強く、食洗機も可能。
まんまるなフック穴がおしゃれです。
サイズはS、M、L、LLの4種類あり。
アメリカ製。
余談:まな板と私
病気で目が見えにくくなってきた頃、我が家のまな板は薄いグリーンでした。
春の優しい新芽を思わせるその柔らかな色はとても素敵だったのですが、玉ねぎもキャベツも白菜も大根も、私の目には同化して見えなくなってしまったのでした。
その次に使ったのは、ジョセフジョセフの折りたためるまな板(濃いピンク)でした。
長辺の奥と手前が立ち上がるように折れ、チリトリ(若い人は知っているのだろうか?)のような形になるため、食材をこぼさずに投入できるのは良かったのですが、にんじんや柿が見えなくなりました。
(色覚の障害は無いですが、視力が悪いのでコントラストが近いと見えなくなるのだと思います)
そしてようやく黒いまな板に辿り着きました。
ナスやしいたけ、ほうれん草など見えなくなってしまうものもありますが、玉ねぎやキャベツは目立ってくれます。
今度買い換える時も黒にする予定です。
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