病気で徐々に視力低下していった私は、自分の顔を鏡で見ることがだんだん難しくなりました。
今までに培った「見えにくくても自分の顔を見る方法」を紹介したいと思います。
拡大鏡(カガミ)を使う


ある程度視力がある場合には、拡大鏡(カガミ)が一番良いと思います。
上の画像は左側が等倍の通常の鏡、右側が5倍の拡大鏡です。
拡大鏡はさまざまな倍率の製品がありますが、高倍率だと歪みも強いように感じます。
顔全体を見るには極力低めの倍率を、そして高倍率はピンポイントで使う感じが良いのではないでしょうか。
撮影して拡大して見る
リアルタイムで見ることは出来ませんが、写真や動画で撮影し、パソコンなどで拡大して見ます。
個人的にはこれが一番良く見えます。画像が暗ければ明るさ調節なども出来るので…
ただ人に写真などを見せている時に自分の顔ドアップ画像が出てきてしまうとお互い困るので、データの扱いには気をつけます。
タブレットの鏡アプリを使って見る
無料の鏡アプリが色々あるので、それを使います。
アプリによっては拡大する倍率が決まっていて制限があったり、やたらと機能が多くて使いにくかったりなどするので、いくつか試して決めると良いと思います。
ちなみに私はiPadで以下のアプリ(ミラーデラックス)を愛用しています。
シンプルで、拡大率も自由です。

カメラの位置について
鏡アプリはタブレットやスマホのフロントカメラ(正面についているカメラ)で写したものを映し出すので、画面の中の自分と目を合わせることは出来ません。
ちなみに私は数ヶ月前にiPadを買い替えたのですが、それまでのフロントカメラはiPadの短辺の中央、新しいフロントカメラは長辺の中央に付いていました。
この違いはけっこう大きく、もともと「画面に顔全部を入れる」という使い方では視力が足りずに見えない私には、新しいiPadの「iPadを横長に置いて顔の一部を見る」という使い方が、以前よりは見やすくなりました。

スマホの鏡アプリを使って見る
スマホはタブレットに比べて画面が小さいですが、顔の一部を見たい時などには使えます。
少なくとも鏡を見るよりは、よほど見えます。
スマホ+パソコンを使って見る
2台使うのでちょっと面倒ですが、うまく行けば一番良く見えます。
スマホをWebカメラ代わりに使い、その像をパソコンの画面に映し出すのです。
アプリによって、さらにそのバージョンによって、使い勝手がかなり異なると思います。
私自身、最初にこの方法を使った時はとても便利で見やすかったのですが、バージョンが変わってから上手く行かず、最近は使っていません。
スマホのカメラ部分を、パソコン画面の中央やや上くらいにセットすると、けっこう鏡に近い感じで使えます。

その他
ルーペなど
以前どこかのサイトの口コミで、エッシェンバッハのラボフレーム(メガネ型ルーペで、目とルーペの間に空間ができる)が、細かいアイメイクをするのに便利、というような書き込みを見ました。
私自身ルーペも使ってみましたが、当然ですが鏡にルーペも映っちゃうんですよね。
また、高倍率だともはや全然何も見えません。
私が試した限りでは、目以外を見たいなら倍率2倍くらいまで、目を見るなら3倍くらいまでかなという印象です。
あまりお勧め出来ません。
Webカメラ
全然詳しくないので「たぶん出来るのでは?」と思っているだけのレベルですが、Webカメラとパソコンとなんらかのソフト(アプリ)でパソコン画面を鏡のように出来るのではないでしょうか。左右反転機能とかある方が良いですが。
このへん、わかったら追記します。
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