メガネずり落ち対策の3アイテムと強引な裏技

メガネのずり落ち対策 メガネ

はじめに 筆者の目とメガネ環境

病気の影響で、高校生の時にすでに白内障が始まっていました。

30代で病気の再発をし、病気そのものとステロイド(眼注射・内服・点滴)の副作用とで、一気に白内障が進みました。

白内障(後嚢下白内障)の濁りにより、もはや診察で眼底が見えないほどになってしまったので手術を受け、両目とも眼内人工レンズに。

その際にレンズ度数を選べることを知らず、術後は遠視になりました。

そのため、老眼鏡が必要になりました。

それどころか遠くを見るための眼鏡もプラス度数です。

すさまじい遠視のため、分厚いレンズが必須。分厚い分、重いです。

そして鼻が低く小さい私には、鼻筋なんてものはそもそもありません。

メガネがずり落ちてずり落ちて、ストレスだけでなく実用面でも本当に困りました。

なにしろメガネフレームの上辺が、ちょうど目の中央くらいの位置に来てしまっていたので。

見え方も悪いので、メガネもいろいろ試しました。

そんな経験からたどり着いた、メガネのずり落ち防止対策を書きます。

アイテム1:ノーズパッドシール

その1.セルシール

セルシール

セルフレームのメガネの鼻当て部分に貼って高さを出すシールです。

このタイプで1番のロングセラーではないかと思います。

シリコンなので滑りにくく、当たりも優しい感じです。

下画像は、台紙から剥がした様子。

片側が厚く盛り上がっています。

セルシール

公式サイトによると、貼り方には2つの方法があり、鼻を高くしたい時はこのシールで鼻当て部分を挟むようにして貼り、鼻を狭くしたい時はカットして盛り上がっている部分だけを使うようです。

私は「高く」の方なので、挟むようにして貼ります。

セルシールを貼ったメガネ

シールを長持ちさせるコツ

何枚も貼り替えてきた経験からすると、貼る前のクリーニングが決め手かなと思います。

面倒臭がりなので、剥がれたらそのまま新しいのを貼ってしまう…という事もあったのですが、
貼る前に洗うと確実に保ちが違います。

ちなみに私は
メガネのシャンプー
をリピート買いしています。

擦る必要も、時間を置く必要も無く、瞬時に汚れが落ちます。

2回目からは詰替用を買って詰め替えています。

サイズと私の使い方

セルシールは7種類のサイズがあります。

セルシールU(長さ約19ミリ) S(厚さ約1.3ミリ) M(厚さ約1.8ミリ) L(厚さ約2.5ミリ LL(厚さ約3ミリ)
セルシールM(長さ約15ミリ) M(厚さ約1.8ミリ) L(厚さ約2.5ミリ LL(厚さ約3ミリ)

長さでセルシールUかセルシールMを選び、厚さでS~L(セルシールMはM〜L)を選びます。

ちなみに私の顔はけっこう非対称(涙)。

さらに重い重いメガネのため、鼻にかかる圧力が左右均一でなく、顔の歪みのせいで片側に強く掛かってしまいます。

これが不快で…

そこで最近は、セルシールの厚みの違うものを2種類買って、左右に貼り分けるようになりました。

良い感じに思います。

セルシールを探す  
 Amazon
 楽天
Yahooショッピング

その2.同様の製品

以前はこのタイプで値段と品質を考えて良さそうなものは、セルシールしかありませんでした。(個人的な判断です)

しかし、大量に購入したものを使い果たし、久々に探してみたら、リーズナブルで良さそうなものを見つけました。

ヴィトリアのノーズパッドなのですが、接着のためのテープば3M製品であることに信頼を寄せました。

セルシールは蝶の羽のように左右にパッドがある感じですが、こちらは単独です。

ヴィトリアのノーズパッド

単独でもシールの質が高いからしっかりくっつくし、私にはこれで十分だなと今はこれを愛用しています。

アイテム2:ピタリング

ピタリング

メガネのずり落ち防止を求めて、最初に購入したのが先述のセルシール。

ですが分厚く重いメガネ+低いにもほどがある鼻という負のコンビには、セルシールだけでは太刀打ち出来ず。

そこで次に購入したのが、メガネのツルにはめて使うピタリングでした。

クリア、ブラック、レッド、ブルーの4色から選びます。

私はクリアにしました。

こんな感じのリングです。

ピタリング クリア

装着も簡単、装着後の見た目もスマート、そして口コミも良い。

ですが…

私の重すぎるメガネと、低すぎる鼻にはあまり効果を感じられませんでした。

なのであまり使っていません。

あとツルが細いメガネだとリングが動いてしまい、もはやストッパーの役割を果たせません。

ピタリング(Amazon)

アイテム3:メガネストッパー

メガネストッパー 百均

昔からこういうのがあった気がしますが、どうも惹かれず…

全く期待せずに一応買ってみたら、意外にも効果が大きかったのがこのメガネストッパーです。

私が買ったのは百均の製品で、ダイソーとキャンドゥ。

先に買ったダイソー製品は柔らかくてフニャフニャで頼りなくて、「こんな弱っちいのにストッパーの役割が果たせるはずがない」と思ったのですが、これが良く効くのです!!!

しかもフニャフニャながら1年以上余裕で頑張ってくれています。

もっと早く試すべきでした。

私の結論

結局のところ、ずり落ち対策はノーズパットとストッパーの併用でほぼ解決しました。

順位をつけるなら、

ノーズパッド>ストッパー>>>>ピタリング

という感じです。

根本の問題…メガネの選択

何も考えずたくさんのメガネを試行錯誤した私がやっと気づいたメガネ選びのポイントは、以下の4点です。

というわけで、私が体感して思ったずり落ちにくいメガネ選びのポイントは、以下の4点です。

  • フレームが小さいものを選ぶ
  • 横幅にこだわる
  • 度がとても強い人は、薄型レンズも選択肢に入れる
  • 鼻当て部分がメタルタイプのものを選ぶ

フレームが小さいものを選ぶ

たいていの場合、重いのはフレームでなくレンズです(重いフレームもありますが)。
ボストン、ウェリントンなどここ数年流行っている大きなレンズを使うメガネは、その分重くなります。
特に近用・手元用の場合は広い視野で物を見るわけではないので、小さくてなんの問題もなし。

…と、近用にウェリントンを選んでしまった私は思うのです。

特に近用・手元用の場合は広い視野で物を見るわけではないので、小さくてなんの問題もなし。

…と、近用にウェリントンを選んでしまった私は思うのです。

横幅にこだわる

自分のベストサイズ(横幅)を見つけて、それを目安に選ぶことをおすすめします。

ちなみに私が唯一ずり落ちストレスゼロで使えたのは、間違って購入したジュニア用サイズの小さなメガネでした。

購入直後はきつくて「失敗したな…」と思いましたが、多少緩んだのか(?!)今はぴったりフィットで快適です。セルフレームのメガネです。

度がとても強い人は、薄型レンズも選択肢に入れる

メガネのオンラインショップで注文できる度数で一番強い「+10.00」のメガネも作りましたが、もうとにかく重いです。

これはフレームが小さめのメガネですが、それでもすごく重いです。

鼻にのしかかってくる重量がすごいです。

薄型レンズに変更すると、価格が倍以上になってしまったりして悲しいですが、お気に入りで毎日愛用するメガネならば使い心地重視で、薄型レンズがベストかもと思います。

鼻当て部分がメタルタイプのものを選ぶ

通常のメガネには出来ませんが、例えば百均の老眼鏡を選ぶ時などは、鼻当て部分がメタル(というか百均なら全体がメタル)の物を選ぶと、自分で力技で調整できる場合があります。

私はこの鼻当て部分の金属を思い切り立ち上げる感じにして使っていた時期がありました。

鼻の低さの分を、鼻当て金属を立てて補う感じです。

百均だからダメ元で出来てしまう方法ですが、使い心地が格段に良くなりました。

今は遠視が強すぎるので、百均メガネでは度数が足りず、使えないのが残念です。

強引な裏技2つ

最後に、”やや顔に負担が掛かる&人前では出来ない”というデメリットがあるものの、確実にメガネのずり落ちを防ぐ裏技を追加して書いておきます。

実践する場合は自己責任で願います。

ちなみに私は両方とも取り入れています。

テープで固定

肌に直接貼ることのできるテープを使って、メガネを顔に固定してしまいます。

テープはメガネのブリッジ部分(左右のレンズが繋がっている、鼻にかかる部分)をくるんで上部に長くはみ出るように貼り、そのはみ出た部分をおでこに固定します。

見事にメガネが固定されます。

いつもメガネレンズの上端が目の前にあったのに、固定することでレンズの中央を目の前に固定することができます。

テープを貼ることや外見上のデメリットはありますが、見やすさと安定感はとても良いです。

自宅で集中して作業したい時などにおすすめです。

ちなみにこの方法は、眼科で視力検査の際に私がされて思いついたものです。

客観的に見ても鼻が低いというわけです(涙)

鼻をつまむ

やや過激かもしれませんが、洗濯バサミ(大)で鼻をつまんで、鼻を強制的に高くします。

鼻が痛い、鼻呼吸が全く出来ないという大きなデメリットがありますが、鼻が高くなるかもしれないというメリットもあります。(私はそれが狙いです)

洗濯バサミそのままでは痛みが強すぎるので、挟む部分にスポンジやティッシュなどを巻き付けます。

(私はそれらにゴムを巻いて固定しています)

洗濯バサミは

  • 大きいサイズ(ポールピンチという種類の様子)
  • 挟む力が弱い物
  • 挟む部分が4点でなく2本の棒状である物(上の画像の赤線部分)

を選びます。

ただ、今現在売られているものは4点で挟む製品ばかりで、棒状のものが見つかりません。

なので画像の洗濯バサミが古く劣化していて恥ずかしいですが、この方が絶対に鼻には優しい(4点よりは)はずです。

鼻は痛いし違和感も強いですが、メガネが全く落ちず負担もなく、ちょこんと鼻の上に軽く乗っかってくれます。

ああ、鼻が高い人にとっては眼鏡ってこういう付け心地なのかと羨ましいです。

映画「5パーセントの奇跡 ~嘘から始まる素敵な人生~」
病気で95%の視覚を失った青年が、やりたいことを諦めずに挑戦するストーリー。
実話に基づいたお話ですが、とっても楽しくてハッピーで「何でも出来る!」という元気が湧いてくる映画です。
未見の方はぜひ!

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