手持ちルーペの実際

手持ちルーペ(ハンドルーペ) ルーペ

上画像の右端は、エッシェンバッハLEDワイドライトルーペ(旧タイプ)の5倍。

中央は、エッシェンバッハ クリスタルルーペ。(2倍、家族の物)

左は、もっと旧タイプのエッシェンバッハワイドライトルーペの10倍。

どれも手持ちルーペ(ハンドルーペ)です。

虫眼鏡や検索アイコンでおなじみの形の手持ちルーペ(ハンドルーペ )は、

持ちやすい形状のため、あらゆる場面で使いやすいです。

ここでは手持ちルーペについて、見えにくい当事者視点でいろいろ書いてみたいと思います。

手持ちルーペ(ハンドルーペ)のメリット

メリットは何と言っても持ちやすい、使いやすいということでしょう。

紙面を見るのはもちろん、壁の掲示物や食品のパッケージ・缶・ビンの印字…等々、いろんな角度で気軽に使えます。

また、種類も倍率もとても豊富です。視力がある程度ある人は、低倍率で広視野の物を選ぶと、新聞や本などが疲れにくく楽に読めるでしょう。

手持ちルーペ(ハンドルーペ)のデメリット

個人の意見ですが、「手で持たないと使えない」という以外のデメリットは特に無いように思います。

「手で持たないと使えない」という以外のデメリットは特に無いように思います。

ただ基本的な形のせいか、品質の悪い製品もたくさん出回っているので、そういう物を買ってしまわないように気をつけてください。

手持ちルーペ(ハンドルーペ)オススメの選び方、使い方

視力によって、見え方によって、何を見たいかによって、選ぶべきルーペは変わってきます。

以下にいくつかのおすすめ例を挙げます。

気軽に買える高品質ルーペ

手持ちルーペは非常に安価なものから高価なものまで、たくさんの製品があります。

目の病気などで見えにくくなった場合は、是非とも高品質のルーペを選んでほしいです。

なぜなら高品質ルーペは、明るく、透明度が高く、歪みもなく、劣化しにくく、持ちやすく、使いやすく…などさまざまな面で優れているからです。

ですがどうしても価格は高くなってしまいがち。

そんな中で、高品質ながらも手にしやすい価格なのが、エッシェンバッハのクリスタルルーペです。

上に載せた画像の中央がこのクリスタルルーペです。

どちらの面からも使え、明るく透明度が高く、またビジュアル的にも素敵です。

便利なのが、柄の部分に小さな高倍率レンズがあること。

特に小さくて見えない文字などは、ここを使って見ることが出来ます。

レンズは丸型と長方形型があり、ほかにスワロフスキーで装飾が施されたタイプもあります。

少し見えにくくなった人にオススメです。

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新聞や読書

ある程度の視力がある場合、新聞や読書のように広い範囲を連続して見たい場合は、[低倍率・広視野]のルーペがオススメです。

ルーペに映り込む範囲が広いので、広い範囲の文字を拡大でき、自然に読み進めることが出来ます。

チラシ広告を見たい場合も、大きなルーペの方が見たい物を見つけやすいです。

新聞や本を読むには、ある程度の時間使い続けることになるので、軽さと持ちやすさも大事です。


ドイツの光学機器エッシェンバッハの広視野ルーペは、明るくクリアな視界はもちろん、フレームが透明・両面使える・柄に高倍率(5倍)の小さなレンズが付いているなど、見やすさと便利さが追求されています。
長方形タイプは、両面使えることで横書き・縦書きの両方に適した持ち方が出来ます。
レンズ倍率とサイズは全7種類。
レンズ倍率は1.85倍から3倍。
レンズの最大サイズは丸型で12cm径、長方型で55x120mmです。

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また本ページのテーマに逸れますが、読書や新聞には細長い形状のバールーペもオススメです。

バールーペについては置き方ルーペのページで紹介します。

ライト付きの手持ちルーペ

見えにくさが生じると、暗いと見えなさが倍増するような場合もあると思います(私もそうです)。

そのような場合はライト付きのルーペがオススメです。

このページの初めに載せた画像の5倍のルーペはLEDライト付き、10倍のルーペは豆電球のライト付きのものです。

LEDだと眩しくて見えにくい場合は、タングステンライトを使ったルーペもあるので、試してみてはどうでしょうか。

LEDライト付きルーペの一例



同じくエッシェンバッハのLEDワイドライトルーペ。
ページ先頭で紹介した私物は、このワイドルーペの過去のモデルですが、レンズのクリアさは何年経っても健在です。
明るく透明度の高いレンズは、倍率3倍から12.5倍までの8種類。
LEDライトが見たい部分を明るく照らしてくれます。
また、 専用スタンド「モベース」を付けて置き方ルーペ・スタンドルーペとして使うことも可能です。
「モベース」が付いた製品と、「モベース」無しの単独製品があるので、購入時は注意してください。

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タングステンライト付きルーペの一例

手持ちルーペではなくモバイルルーペの分類ですが、手持ちルーペと似た感覚で使えるのでここで紹介します。
イギリスの精密光学メーカー「コイル」のルーペで、タングステンライトが優しい光で照らしてくれます。
レンズ倍率3倍から11倍の製品があります。

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高倍率

「高倍率」と言ってもその倍率は幅広く、専門メーカーのサイトによるとだいたい4倍以上を高倍率というようです。

そして、倍率を高くするほど見やすくて便利か?というと決してそうではなく、高倍率ならのデメリットがあります。

それは倍率が高くなればなるほど、

  • 視野が狭く(レンズも小さく)なる
  • 焦点距離が短くなる
  • ピントの合う位置もシビアになる

などの点です。

特にピントに関しては、倍率が高くなるほど[対象物〜ルーペ〜目]の距離が少し変わっただけでピントがボケてしまうので、読書など移動し続けて見る用途には難しいです。

何を見るかにもよりますが、この「ピント調整の難しさ」という点では、置き型ルーペの方が[対象物〜ルーペ]の距離が固定されるので、使いやすい場合があります。

(置き型ルーペのページで紹介します)

レンズの大きさに関しては、6倍くらいまでは大きなレンズのルーペがあり、、上で書いたLEDライト付きのエッシェンバッハLEDワイドライトルーペは倍率6倍でも58mm径の大きさがあります。

ちなみにこのLEDワイドライトルーペの最高倍率は12倍、下記シュバイツァーの最高倍率は14倍です。

左画像は、ドイツのシュバイツァー製のLEDライト付きルーペの14倍のタイプです。
(同シリーズでは2倍から14倍まで、10種類の倍率あり)
上で紹介したエッシェンバッハのLEDワイドライトルーペも12倍までの倍率があります。
私はシュバイツァー製品は置き型ルーペしか試したことがないのですが、とてもクリアで明るく見やすいレンズでした。
ただ初心者がいきなり超高倍率に手を出すと「こんなはずじゃなかった」という結果になりかねないので、出来れば購入前に見え方を確認すると良いと思います。

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手持ちルーペを携帯したい

持ち歩くのに適した携帯用ルーペはたくさんあり、それは別のページで紹介します。

なぜ手持ちルーペを持ち歩きたいかというと、やはり「持ちやすい・見やすい」からではないでしょうか。

私が持ち歩き用としてオススメに思うハンドルーペは3種類あります。(以下、順不同)

ひとつは、上で紹介したタングステンライトのコイル製モバイルルーペ

持ち歩きに適した小型軽量の手持ちルーペだからです。

2つ目は、用途に応じて3種類の使い方ができる変身ルーペ、エッシェンバッハのユニバーサルルーペです。

手持ちルーペとして、置き型ルーペとして、立て型のスタンドルーペとして、それぞれ使うことができます。

レンズ倍率が2.5倍で、ロービジョンの私には足りずに諦めましたが、そうでなければ欲しかった製品です。

公式サイトでの掲載が見当たらなくなったので、もしかしたら生産終了なのかと思っています。また、旅先などでじっくり使うには

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3つ目はこちらも変身するハンドスタンドルーペ(エッシェンバッハ)。

持ち手(ハンドル)と脚(スタンド)が付いていて、手持ちルーペとしてもスタンドルーペとしても使え、さらにこのハンドルとスタンドは折りたたむことが出来、専用ケースに小さく収納できるのです。

携帯に適した形状ながら、大きなレンズと握りやすい持ち手とで、家で使う本格的なメインルーペとしても使えます。

3種類の倍率の製品があり、最大の倍率は3.5倍。

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おわり

以上、手持ちルーペに関して見え難い当事者目線からの紹介でした。

見え方によって、何を見たいかによって、最適なルーペも倍率も異なります。

見えにくさを助けてくれる頼もしい相棒を、ぜひ見つけてくださいね。

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