色を教えてくれる機器

生活

前のページでは色を教えてくれるアプリの紹介をしましたが、こちらのページでは色の判別機器を紹介します。

カラリーノ

上の画像は、音声で色を教えてくれる、カラリーノという音声色彩判別装置です。

製品サイトの説明によると、150以上の色彩ニュアンスを識別し、例えば
「薄い黄味がかった緑」
というように色味を教えてくれるようです。

明るさを電子音の音の高さで教える機能もあるそうで、全盲やそれに近い方が、この音を頼りに出口を探したり、電灯の消し忘れなど知ったりできます。

重さ約70g、サイズ11cm×5cm×2.5cmで携帯にも適しているので、ショッピングなどの
際の心強い助っ人になりそうです。

カラリーノを見てみる
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にじいろリーダー

こちらも音声色彩判別装置です。

カラリーノは55,000円程度(2022年現在)なのに対し、こちらは2万円程度で、ややお手頃価格といったところでしょうか。

サイズは7cm×4.2cm×1.5cm、重さ38g。

「とてもこい青」「うすい赤」など,40種類の色を判別してくれるそうです。

おわりに…と、余談

以上、色を教えてくれる機器2つの紹介でした。

スマホを持っている方は、色を教えてくれるアプリもあるので試してみてください。

さて余談…個人的な話です。

私は直接は色覚に関わる病気や障害はありませんが、他の理由での「色判別の難しさ」はあります。

それが一番最初に起きたのは、10代で眼内の炎症を発症した時とその後遺症でした。

まず黒いはずの印刷物の文字が、焦茶に見えるようになりました。

あとは白と黄色の区別が付きにくくなり、白地に黄色で描かれた文字などは見つけるのが難しくなりました。

それでも何年も掛かって奇跡的な回復を遂げ、視力は最高で1.5まで回復。

それからまた年月が経ち、視神経炎という形で再発が始まりました。

視神経炎が強かった頃の見え方は独特で、例えば生花の赤い色を見ても、画像加工をした後の不自然な色のように見えました。

赤は赤なのだけど、素材感や表面感(?)が異様に見えて、とはいいつつ視力はまだまだあったのでショッピングなどにも出かけていたのですが、服や靴の素材感が見ただけでは分からなくなり、とにかく奇妙でした。

(その症状に関してだけはほぼ完全に治癒しました)

そしてロービジョンとなった現在は…

コントラストの近い色の判別が難しいです。

薄ーい色は、薄い黄なのか、薄いピンクなのか?

濃い色は、黒なのかネイビーなのか濃茶なのか?

グレーだと思って買ったものがカーキだったり、黄色だと思って着ていたものがライトグリーンだったり、茶色だと思って着ていたものがカーキだったり。

そんな日常です。

この辺の色を機械やアプリで判別するのは、明るさやカメラへの映り方によって答えが変わってくると思うので、難しいのではないかと思います。

なのでお店で購入する時などはもう聞いちゃいます。

「ちょっと目が悪いのですが、これは黒ですか?ネイビーですか?」というように。

もちろん忙しくなさそうな時に、丁重に、最低限の質問を。

皆さん親切に教えてくれます。

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