見えにくい目の、衣類の問題(収納・ケア編)

洗濯物 家事

目が見えにくくなると、衣服に関することでも困りごとが出てきますね。

このページでは、見えにくいならではの服の扱いなどについて紹介します。

服選びや買い物などについては、他のページに書く予定です。

洗濯時の行方不明問題

靴下など小さなものは、洗濯ネットに入れて洗います。

ついつい面倒でこれをサボると、結局洗濯槽に手を突っ込んでぐるぐる回して手探りで探す羽目になります。

複数の靴下を同時に洗う場合、それらの色形が似ている場合は、手間でも一組ずつ洗濯ネットに入れると後が楽だと思います。

収納問題

見えにくい場合の衣類の収納の目的は、ただただ選ぶ時に分かるように、に尽きますよね。

見え方によって、生活スタイルによって答えは異なってくるかも知れませんが、今まで試みた色々を挙げてみます。

ショーツやソックスなど

私は3COINSで購入した、6×3に仕切られている布箱に入れ、それを引き出しにしまっています。

「この列には黒いソックス」などのように、自分でどこに何を入れるかを決めておき、それを守って入れます。

厚手のタイツなどは小さな仕切りには入らないので、同じ外寸で3×2に仕切られている箱に入れています。

入り切らない物やたまにしか使わない物は、ジップ付きの小さなビニール袋に入れ、大きなラベルシールを貼って太いペンで大きく「チャコール ラメ(マルイ)」などのように書いています。

購入店名も書いておくと、後で分かりやすいので…

とにかく1つ1つが定位置にいられるような収納が良いと思います。

クローゼット

ハンガーに通してクローゼットに吊るす時、色順に並べるようにすると探しやすくなります。

たぶん黒やネイビー、チャコールグレーなどが暗くて見分けが付きにくいかと思うので、それらはクローゼットを開けた時に一番光が差し込む位置にするとか。

またはハンガーの色をそれぞれ変えたり、ショップで売られている服のハンガーにサイズの印が付いているように、ハンガーに色の目印などを付けるのも判別を付きやすくします。

目印は、色のついた太いヘアゴムやマスキングテープなどが良いかと思います。

私も無地のボトムスの区別が付きにくいので、色ごとにまとめて目印用のゴムをハンガーの首に付けています(下画像)

ハンガーの首にそれぞれ異なる色のゴムなどを巻き付けている

タッチボイスで目印(音印)をつける

たぶん視覚障害1級、2級の人は補助を受けて少ない負担で購入できると思いますが、視覚障害者の日常生活用具にタッチ式ボイスレコーダーがあります。

ペンの形をした録音再生装置で、特殊な専用シールと合わせて使うことで、そのシールに音声を録音することが出来ます。

聞く時にはペンでシールに触れます。

これをハンガーに貼っておくことで、「ネイビーのボーダーのカットソー」などのように音で整理整頓できることでしょう。

自費購入であれば誰でも購入して良い物なのですが、4万円弱~6万円弱と、少し高価なので私は持っていません…

シミや汚れ、ヘタリの問題

命に関わったり生活を脅かしたりする問題ではないけれど、なかなか大きな問題です。

たぶん目が見えない人の服にシミが付いていたとしても、周りの人たちは「仕方ない」などと思う人が大半で、「だらしない」とか「社会人として云々」とかは思われないでしょう。

でも私はとても嫌です。

「シミが付いていても仕方ない女」にはなりたくないのだ(笑)

対策1:汚れるのを防ぐ

外出着

汚れを付きにくくするために、防水スプレーを使ったり、クリーニング店での撥水加工をしてもらうのはどうでしょうか。

私は靴にしか撥水スプレーを使ったことがないのですが、もうちょっと守備範囲を広げて服にも使ってみようかと思案しているところです。

でも大切な服はクリーニング店でお願いした方が良いでしょう。

家着

料理や食事、なんらかの作業をする時は、いっそエプロンか何かを付けてしまいます。

私はよく跳ね散らかすので、エプロン代わりの簡易ワンピースみたいなものを服の上から被っています。

対策2:汚れが目立ちにくい服を選ぶ

色の濃い物、柄物の方が、もし汚れが付いてしまったとしても目立ちにくいですね。

私などパスタを食べに行く時は赤っぽい色、しかも凹凸のある素材の服を着ていくことが多いです。トマトソース対策です。

対策3:短いスパンで買い替える

あまり良いことではないかも知れませんが、割り切って1シーズン着て捨てる、1シーズンで捨てて良い服を買う、ということです。

環境問題やお財布事情的に、あまりよろしくない方法かも知れませんが…

なるべく1シーズンで着終えるのが理想です。

シミの発見が難しい以上、短いスパンで服を新しくするのも清潔感を保つ手だと思います。

とはいえ全ての服をそうするわけにも行かず、私は例えば白い服は価格が低めのものを買い、あまり長く着ないようにしています。

対策4:シミを発見する

家族と一緒に住んでいる場合は、家族に見てもらうのが確実ですね。

あとは友達や仕事関係の親しい人にも、シミを見つけたら教えてくれと頼んでおいたり。

工夫すれば見える人ならば、服を撮影してパソコンで拡大してチェックすることで発見できるかも知れません。

おわり

以上、目が見えにくい場合の衣類の管理などについての話でした。

また新たに思いついたり思い出したりしたら、追記していきます。

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