緊急入院をして断捨離を始めた話

病気・病院

突然の網膜剥離でした。

[1日目夜]視界の隅の隅に光の線が。(常に光が走ってる感じ)

[2日目日中]翌日は掛かりつけが休院日だったので、地元の眼科へ。そして「網膜剥離」との診断。

[2日目夜]掛かりつけの救急外来へ、そのまま入院

[3日目]手術

こんなスピーディーな展開で、全く入院の準備など出来ませんでした。

幸か不幸か、入院病棟の大部屋は空きがなく個室へ。

個室だったので常にスマホ使用可で、何度も電話で持ってきてもらう物を探し伝えました。

これでしみじみ思ったのです。断捨離して、物の管理をちゃんとしようと。

とはいえ、それが出来なかった自分が急に出来るようになるわけではありません。

そこでまず片付け本を参考にしました。

影響を受けた本たち

ここまで目が悪くなる前から、整理収納の本などが好きでよく読んでみたのですが、改めてそれ系の本を聞き直しました。

色々読んだ中で自分にしっくり来たのが、以下の3つでした。

断捨離の本

やましたひでこさんの断捨離の本です。

シリーズがいくつかあるようですが、私が読んだのは多分一番最初の本です。

この中で強く影響したのが(正しい言い回しは忘れましたが)

自分の軸で考える

ということです。本当にこれが大きかったです。

それまでは

「これはまだまだ使えるし/これは一度も使ってないし」

と、物を主体として判断してたのですが、「自分軸」の考えに変えてからは

「自分が、これを必要とするかどうか」

で判断するようになりました。

これによって不用品、死蔵品をたくさん処分できるようになりました。

こんまりさんの本

「こんまり」こと近藤麻理恵さんの「人生がときめく魔法の片づけノート」です。

整理収納の本は大きく分けてHow To系と考え方系とがあると思うのですが、こちらは後者。

詳しくは覚えていませんがとにかく

「それ(物)を手にして、心がキラキラとときめくかどうか」

という判断基準は、新鮮であり分かりやすくて簡単で良かったです。

著者もタイトルも忘れた本

本当に申し訳ないのですが、どなたの本だったか…

こちらは整理術で、影響を強く受けたのは

「すべての『物』に『帰る場所』を与える」

ということでした。

ちゃんと片付けられる人にはもしかしたら当たり前の考えかもしれないですが、片付けられない親の下で育った自分には、これはもう本当に目から鱗だったのです。

逆に言うと、帰る場所が無いから散らかるし、どこに置いたか分からなくなるんですよね。

不用品の処分

未開封の物たちは、フリマアプリで売りました。

物に溢れている時代ですが、新品未開封で安く出品すると、けっこう売れちゃいます。

そして沢山の物を捨てました。

これは「もったいない」「地球環境を悪化させた」「ばかだった」「ごめんね」など、自責の念に押し潰されながらの辛い作業でした。

でもこの罪悪感と向き合って苦しんで反省したことで、以前よりは物を購入する際に良く考えるようになりました。

買うことも、貰うことも、物に対して…大袈裟に言えばゴミ問題や環境問題に対して責任を負うのだと自覚するようになりました。

入院を繰り返す場合の準備を考えてみた

話を入院に戻しまして。

退院=全治、全解決!ではないことは、入院を経験した人ならご存知なことでしょう。

私も何度も入院を経験しましたが、特に網膜剥離の患者さんだと再剥離してしまいまた入院…ということがあるようです。

私自身はステロイドパルス(大量点滴)の度に入院したものでした。

そんな場合、その都度あちこちから物をかき集めて準備をするのは大変です。

でも入院用の荷物を常にまとめて準備した状態でいるというのも合理的じゃないし、気分的にもなんとなくイヤ。

というわけで思いついたのが、

入院必需品を1つの引き出しに収納し、普段は使いながら生活する

という方法です。

普段使わず、入院時にだけ持って行く物と。

普段使う、下着とか部屋着とかタオルとか、サニタリー用品とか薬とかを。

1つの引き出しに入れちゃって、使うものはそこから出して使い、使い終わったらそこに戻すというやり方です。

まあそこまでせずとも、一応入院時の持ち物リストだけでも準備しておくと、いざという時に「あれも無い、これ無い」と慌てずに済みそうです。

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