入院時の持ち物を徹底的に減らす(前)衣類・タオル編

病気・病院

何度も入院しました。

持って行くもの、持って来てもらうもの、持ち帰るもの…色々あって大変。

極力荷物を減らしたいとずっと考えていた私なりの、入院時の持ち物考です。

衣類

絵的に美しいのは、パジャマにガウンという姿です。

そういう奥様方を見て来ましたが、品があって素敵でした。

でも私はそんなことはやっていられません。

極力ミニマルで利便性第一に考えて行き着いたのが、以下です。

Tシャツとパンツ(ズボン)

軽い、嵩張らない、乾きやすい、シワになりにくい、ストレッチ性がある、取り扱いが楽。

それらを兼ね備えるのがスポーツウェアです。

安静にする入院でスポーツウェアというのも真逆で奇妙かもしれませんが、上記の点をすべて兼ね備えているので便利です。

パンツもスポーツウェアがストレッチ性が効いているし乾きやすいしで、適しています。

なぜパジャマではないのか?

これま完全に私個人の印象なのですが、入院病棟をうろつくだけなら良いですが、検査とかでけっこう外来にも行くんですよね。

自分が外来患者で、パジャマ姿の入院患者さんがいても何とも思わないのですが、逆の立場になると心許ないと言うか、なんだか落ち着きません。

パジャマの心許なさを覆い隠してくれるガウンでも着れば解決するのですが、嵩張るのでガウンは持って行くことが出来ません。なのでパジャマは却下。

Tシャツの方がたくさん持ちこめるので、気軽に着替えられるのも理由の一つです。

羽織るもの

私が経験した限りでは病室って暖かいです。暑いくらい。

なので病室では不要ですが、上記のように外来に行くとか、回診だとかで大勢集まる時にはスポーツTシャツの上にパーカーなどを羽織ります。

暖かい〜暑い季節であれば、折り畳んでも嵩張らない薄いパーカーを。

肌寒い季節であれば、パーカー自体が嵩張るので、入院時にそのパーカーを着て行ってしまいます。

下着(女性)

ブラ

ワイヤーブラは、洗濯時の歪みや、寝たり起きたりの動きでのズレなどが生じるので適しません。

ノンワイヤーで、パッドも無くシンプルな物が、乾きも良いし型崩れもしにくくて良いです。

スポーツブラはずれにくいですが、着脱が大変だし締め付けも強い(と思う)ので不向きです。

ショーツ

眼科なので関係ないと思いきや、思わぬところで下着姿を晒す出来事が生じるのが病院です。

私は「もうこれボロっちいから、入院で履いたら捨てちゃおう」というようなショーツを履いていた時にそのような事態になり、恥ずかしいやら何やらで焦った経験がありました。

こんな風に、案外ショーツを見せる場面はありうるので、面積の小さいようなオシャレショーツではなく、ボクサーショーツのように下着っぽくない物の方が(たぶんお互い)安心です。

靴下

私は冷え性ですが、病室は暖かいし足はだいたい布団の中に入っているので、冷えた記憶がありません。

少しでも荷物を減らしたい場合は省略可能なアイテムです。

念の為1足だけ持って行く、とか。

昔の入院のイメージってスリッパなのですが、今は転倒防止などのためか、上履きが推奨されているようですね。

「つっかけ」じゃなくて、踵が覆われるものを、という感じで。

踵まで覆うルームシューズもありますが、あれでトイレに行くのは嫌です。

というわけで、私はちょうど持っていたノースフェイスのリラックスシューズを持参しました。

スリッポンのように踵までありますが、踵は踏んで履いても良い仕様になっており、病室内で数歩歩く程度の時は踵を踏んで脱着1秒。

リラックスシューズも色々でしょうが、私が持っていたのはアウトドアや旅行に持って行くためのもので、靴底以外は薄く柔らかい素材で、左右を靴底を合わせて袋に入れてしまえば、かなりコンパクトになります。(元々そういう風に束ねられるように、ゴムまで付属していた)

タオル類

タオル

手拭きに関しては、洗面台に手拭きペーパーが完備されている病院と、そうでない病院があります。

前者だと楽なのですがね…

荷物をとにかく軽量コンパクトにしたいので、バスタオルという選択は無し。

フェイスタオルで色々賄うことになりますが、どのくらい必要かは手術などで入浴の可否が異なるので、それによります。

いずれにせよ、薄くて乾きの良いものがおすすめです。

あと時々「このタオルは〇〇さんのですか?」と病院スタッフが一人一人に尋ね回っているシーンに遭遇します。

それだけ落とし物が多いのでしょう。

白い無地とかだと人のものと区別がつきにくいので、何かしら個性があるタオルの方が良いかもしれません。

手ぬぐいのススメ

私は手ぬぐい愛好家なので推してしまうのですが、手ぬぐいを持って行くと便利です。

使うシーンを挙げてみます。

  • 手拭き→乾きが良い
  • 枕に敷く→病院のシーツ交換は週に1回程度なので、汚れ防止
  • 食事の際の食べこぼし予防:「テーブルと椅子」でないので、慣れずにこぼす恐れ
  • シャワー時のボディータオルとして使う→乾きも良い
  • シャワー後の体拭きにもいける→手ぬぐい1枚で、ギリギリ全身拭ける
  • 火照る時に、濡らして額に乗せる
  • 火照る時に、保冷剤を巻いて頭などに乗せる
  • たたんで上に物を乗せる
  • 広げて何かを包む

などなど。ね、色々使えるんですよ。

なにより何枚あっても嵩張らないし、洗濯しても乾きが良い。

洗濯機でなく、手ぬぐいだけ手洗い場で洗って絞って、ハンガーに掛けて乾かすこともできると思います。

病室ってだいたい乾燥してますからね。

あると便利なもの

洗濯物袋 ランドリー袋

あると便利、無いと不便なのが袋です。

着用前の衣類やタオルを入れておく、着用後洗濯待ちの衣類やタオルを入れておく、下着が丸見えにならないように入れておく、家族に洗濯を頼む場合は袋に入れて渡し、袋に入れて持って来てもらう…

などなど、洗濯ネットを複数持って行くと便利です。

中が透けにくい色柄だと尚良いです。

病棟の洗濯機で洗うにしても、ネットに入れて洗った方が傷みも少ないし、回収し忘れの予防にもなると思います。

ハンガー

ハンガーは付いているかも知れませんが、足りますか?私は足りません。

病棟で洗濯する場合、洗濯機を回して、乾燥機に掛けて…だけでは完全には乾いていません。

でも今ここで自分が乾燥機をもうひと回ししたら、今洗濯機で洗濯している人が、洗濯後に乾燥機が使えなくて困ると思うんですよ…

だからまだ少し湿り気の残る洗濯物を病室に持ち帰るハメに…

そこで必要なのが、ハンガーなのです。

しかしハンガーって軽いけど嵩張りますよね。

なので折りたたみハンガー(私はたまたま家にあった)があると良いかも。

あとは普通の形のハンガーに、ボトムスやタオルを挟んで掛けられるよう洗濯バサミやクリップが付いているタイプも便利です。

そして経験から言うと、退院時にハンガーを持ち帰り忘れやすいです。

もともと備わっていたハンガーと一緒にハンガー掛けに掛けていて忘れてしまうと言う…

サービスを利用すれば荷物要らず

病棟には洗濯機や乾燥機があると思いますが、病状によっては使えない場合も。

私も視覚障害のため一人で歩きを許されず、勝手に洗濯場に行って洗濯をすることも出来なくなってしまいました。

家族に頼れる場合は良いですが、そうでない場合も多々あるはず。

病院にもよりますが

  • クリーニングのサービス
  • パジャマやタオルのレンタルサービス

がある場合が多いのではないでしょうか。

料金は掛かりますが、入院のために服を何着も買ったり、毎日有料の洗濯機と乾燥機を使ったり、家族に大きな荷物を持ってお見舞いに来て帰る負担を考えると、必ずしももったいないとは思いません。

ただクリーニングは「今日提出して明日返ってくる」とはいかず、3〜4日くらい後に返却だと思うので、やはり数着用意する必要はありますね。

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