病気病気・障害

眼底出血の体験話

10代で発症したぶどう膜炎。

網膜の血管が動脈硬化のようになっていて血流が悪く、そのため新生血管がどんどん出来てしまっていました。

ここではその頃の眼底出血の話や、十数年後に再発してからの大きな出血の話などを書きたいと思います。

何度も起きた、新生血管からの眼底出血

私の目の病気について(前)で書きましたが、発症してすぐ入院、検査や治療で3ヶ月間しましたが、まだその当初は眼底出血は起きていませんでした。

記憶があやふやですが、頻繁に眼底出血が起きるようになったのは、発症から1年近く経ってからだったように思います。

ある朝起きたら視界に「ごはんですよ(海苔の佃煮)」が漂っている、とか。

目の前で(目の中ですが)出血が始まる瞬間を見たりだとか、とにかくよく出血したものでした。

この「ごはんですよ」は、時間の経過と共に形や濃さ、居場所を変えていくのですが、あくまでも視界の中の一部でした。

視野の中心に来た時は、邪魔でしたね…

とても繰り返し起きたので、たしか(あやふや)止血だか出血を抑えるだかの薬を飲んだ気がします。

もう一つ、こちらは記憶が確実ですが、その後は逆に(?)、固まった血を溶かすような役割の薬も処方されました。

この出血痕が膜を作ってしまい、網膜に張り付いたり血管に絡みついたりして、後に悪さをすることを防ぐ目的だったのだと思います。

視界ほぼゼロ、大出血

十数年後の再発時には、緩慢に炎症と悪化が続きました。

途中から再び眼底出血も起こし始めました。

最初は小さめのもので、吸収されるのも早かったのですが、一度大きな出血を経験しました。

出血直後は視界の中に墨を投入されたような感じでしたが、時間の経過と共に視界全体が泥水のような感じになりました。

もはや視界がほぼゼロになりました。

眼底出血は原因も対処法も様々かと思いますが、私の場合はただ安静にするのみでした。

他の治療の検討も兼ねて入院したのですが、この血を早く眼球の底に沈めるために(?)、ベッドの上半身を高くしておくよう指示が出ました。寝辛かった…

時間は掛かったけれど、血はいつしか沈んで落ち着き、視界からなくなりました。

余談 血で血を洗う

この頃すでにぶどう膜炎の炎症も再発しており、目の中はゴミや膜が増え、けっこう気になっていました。

が、この大出血が引くときにゴミも一緒に連れて行かれたようで、視界内のゴミが減りました。

血で血を洗ったのだと思います

揺るがないタイプの眼底出血

それまで経験した眼底出血も飛蚊症も、目の中を海藻のようにゆらゆらと揺蕩っていた物でした。

しかし、全く揺るがずに目の動きに合わせてピタッと付いてくる出血もありました。

ゆらゆらは硝子体内にあった物でしたが、こちらは網膜の層の下で起きた出血とのことでした。

他の出血のように黒いものが出るのではなく、「透明な見えない部分」が出現した感じです。

通常の硝子体内の出血とは異なり、治りにくかったり、治るのに時間が掛かると聞きました。

確かに時間が掛かりましたが、治ったには治ったと思います。

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