見えにくさの対処法読み書き

目盛りの改革、23&78定規

見やすい定規、触って分かる定規のページでも紹介した、23&78定規が面白いので、もう少し紹介してみたいと思います。

23&78で変わる!

2378定規

上の画像で一目瞭然ですが、定規のミリの2、3、7、8のそれぞれの目盛りが太く濃く、端が円になっていて、とても目立ちます。

そしてこれにより2と3と7と8が判別しやすくなるだけでなく、これにより1と4と6と9も分かりやすくなるという不思議。

普通の定規って、0と5だけは分かりやすいけど、1,2,3,4と5,6,7,8がどれも同じなので分かりにくい。

それをこの、誰も思いつかなかった方法で見やすくしてしまったアイディアに、ただただ感嘆なのです。

開発者さんのメッセージ

もう3年半くらい前のことですが、この定規の開発者である川島さんが当サイトにメールを下さり、掲載するメッセージを頂くことができました。

2021年1月に頂いた文章を、サイトのリニューアルをした今、再び掲載させていただきます。

北海道赤井川村の川島と申します。
これまで定規の目盛表示は、当たり前のものとして長い間あまり変わってきませんでした。
しかし、老眼、弱視、発達障害、ミリ加工を仕事にされている方など、ミリを読むのに苦労されている方は、本当にたくさんいられます。
このような状況の中で、この23&78定規が新たな方向性の一つとなればと思っています。
ミリを読むのに苦労されている世界の多くの方に、この定規を届けるのが私の夢です。

また、2019年のものですが、高齢者見守りサービス最前線レポート「見守りプレス」でも紹介されており、こちらの写真でも23&78目盛りの見やすさが分かるかと思います。

http://www.mimamori-j.jp/pdf/mim20190117_0121.pdf

ニイサン、ナナハチを応援したい

これ、本当にすごい発明だと思うのです。

教えていただいたことですが、目盛りのデザインって今までほとんど変わらずに来たようです。

ミリが見えにくい人は多くいたであろうに、我々人類はずっとあの1,2,3,4と5,6,7,8がどれがどれだか分からないような定規を使い続けてきたわけです。

だけどそこにこの工夫を凝らすことで、別物のように見やすく見つけやすくなる。

このアイディアと製品、もっともっと広がってほしい画期的なものだと思うんですよ。

薄いし軽いし安価なので、ちょっとしたプレゼントにしても、話題になるし使いやすいしで洒落ていると思うのです。

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