サピエとデイジーで私は読書を取り戻せた

もともと読書が大好きで、書店で購入するのはもちろん、図書館にもよく通っていました。
寝る時はもちろん読書。
電車の中でも読書。
古本屋で購入した劣化の激しい本に水濡れ防止のカバーを付けて、お風呂の中でも読書をしていました。
なので視力の障害が徐々に進み、本が読めなくなったときは、とてもとても悲しかったです。

そのうち青空文庫を知り、少し読書を取り戻せましたが、なにしろ著作権切れの本なので限られています。（それでも本当に大変ありがたいことです）
その後サピエに出会って、私は人生に色を取り戻すことが出来ました。

サピエとは

うまく説明できないので、公式サイトよりそのまま引用させていただきます。

「サピエ」は、視覚障害者及び視覚による表現の認識に障害のある方々に対して点字、デイジーデータをはじめ、暮らしに密着した地域・生活情報などさまざまな情報を提供するネットワークです。 「サピエ」は、日本点字図書館がシステムを管理し、全国視覚障害者情報提供施設協会が運営を行っています。

この中のデイジーデータを、私は利用させていただいています。
図書館関連の運営なので、最初の手続きは居住地の公立図書館を通して行いました。
（市役所福祉課での手続きと異なり、終始親切でありがたかったです）

どう使っているか？

私の場合はパソコンで拡大表示するのが一番やりやすいので、パソコンからアクセスしています。
登録手続き完了後、サピエのサイトにアクセス。
デイジーデータ検索をして、読みたい（聞きたい）本を見つけます。
そしてダウンロードし、デイジーデータを聞く端末（私の場合はiPhone）をパソコンに接続して、さきほどダウンロードしたデータをiPhoneの中の専用アプリ（ボイスオブデイジー）にドラッグして完了です。

また、アプリ「ボイスオブデイジー5」では、アプリ内から直接検索・ダウンロードが出来ます。
パソコンよりもスマホの操作の方がやりやすい人は、この方法の方がずっと便利だと思います。

専用アプリ「ボイスオブデイジー」

ダウンロードした音声データを聞くには、基本的に専用アプリが必要です。
私は何年か前に「ボイスオブデイジー4」（たぶん4）を購入し、すさまじい勢いで愛用していました。
今でももちろん普通に使えるのですが、新しい「ボイスオブデイジー5」の存在を知り、最近新たに購入しました。

検索して見つけた本の形式がテキストデイジー の場合、前のタイプのボイスオブデイジーでは開くことが出来なかったのですが、新しいボイスオブデイジー5では開くことが出来ました。
少し見える人ならば、目で見て読むことも可能でしょうし、私はそれは難しいので音声読み上げ機能で耳で聴いて楽しんでいます。

新しいボイスオブデイジー5を使ってみた感想を下記ページで書いています。

デイジー図書の存在、それを支えてくださっているすべての方々に、心よりお礼を申し上げます。