見えにくさの対処法まめちら
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外食でメニューが見えにくい場合

外出

目が見えにくくなると、外食したくてもメニューが見えず分からず、諦めるしかないのかななんて思ったりもします。
でも、工夫や準備次第で、再び外食を楽しめるようになります。
ここではそのためのいくつかの方法を書きたいと思います。

もくじ
  • 方法1:ルーペ
  • 方法2:スマホ カメラ
  • 方法3:スマホ・携帯 アプリ
  • 方法4:予習
  • ドリンクバー
  • 余談:初めてのひとりランチ
  • 最後に
  • 方法1:ルーペ

    ルーペを使えば見える、という場合はルーペでメニューを見れば良いのですが、メニューってテーブルに1つしか無い場合が多いですよね。
    どうしてもルーペをある程度メニューに近づけないと見えないので、一人でない場合は、メニューを独占してしまうことになります。
    なので、メニューをもう一つ借りられる場合は貸してもらってルーペで見る、というのが良いかと思います。

    方法2:スマホ カメラ

    スマートフォンなどの拡大鏡アプリや写真アプリを利用します。
    しかしこれにはメリットとデメリットがあります。

    メリットは、画像保持または撮影してから、拡大しつつゆっくり見れるので、メニューを独占せずに、同行者にも気を使わせずに済むこと。
    慣れれば、相手はメニューを見ながら、自分は画面を見ながら、同じ物を見てあーだこーだ言いながら楽しく選ぶ、ということも出来そうです。

    デメリットは、お店によっては撮影禁止なので、たとえ拡大鏡アプリの保持(*保存はされない)でも通用しないこと。
    この問題は特に、なにしろこちらの目が見えないので、どこかに「撮影はご遠慮ください」と書いてあったとしても、見えないことです。
    よって、「非常識な客」という結果になってしまい、お店の人は気を悪くし、こちらは傷つく…という悲しいことに。
    そうならないためには、席に案内される時、着席する前に確認することですかね。

    方法3:スマホ・携帯 アプリ

    ユーメニュ‪ー‬ アイコン

    きけるおしながきユーメニュ‪ー‬
    というアプリがあります。
    公式サイトを見ると、

    視覚障害者の外食をもっと気軽に。
    ユニバーサルなおしながき。

    とのこと。
    まさに視覚障害者のために作られた、便利でありがたいことこの上ないアプリ!
    iPhone、Androidだけでなく、音声読み上げ機能のある携帯電話やパソコンでも利用できるようです。

    アプリのトップページは、「ファーストフード」「ごはんもの」などの大まかな分類が(下画像 左)。
    「カフェ・甘味」を選択して表示されたのが、下画像の中央。
    とにかく膨大な店舗数です。
    試しに私の好きな「クアアイナ」の「アボカドサンド773円」を探してみたら、ちゃんとありました!(下画像 右)

    ちなみに、この表記の文字を大きくすることは出来ないので、音声読み上げ機能を使ってアプリを利用するのがベストです。
    普段読み上げ機能を使っていない人も、ピンポイントで読み上げ機能を使ってみてはどうでしょうか?

    方法4:予習

    予め行くお店が決まっている場合は、インターネットでメニューを探します。
    それを拡大して見て、食べたいものを決めておきます。
    また、お店の前を通りがかって「今度ここに来ようよ」などという流れになった場合は、お店の外に出ているメニューを撮影して、パソコンで拡大して見て、食べたいものを決めておきます。

    インターネットでメニューを掲載してくれているお店は予習が出来るのでありがたいです。
    その場で苦戦しながらメニューを見るのは、やはり見間違いや見落としが多いです。
    見ることが難しく、かろうじて見えた中から選び、あとで後悔することも少なく無く…
    事前にじっくり調べられるなら、本当に食べたいものを選べるし、当日もスマートに行動できます。

    ドリンクバー

    ファミレスなどのドリンクバーって、喉が乾きやすい私にはとてもありがたい存在です。
    大きな透明の容器に入っている飲み物をボタンで出すタイプは、アイスコーヒーやアイスティー、オレンジジュース、その他お茶類の場合が多いようです。
    アイスティーだと思って注いだらアイス烏龍茶だった、なんて失敗はありますが、容器の外から色がわかるので、ある程度はわかるでしょう。

    モニター画面の中から選ぶタイプは、炭酸系のジュースやカルピスなどですね。
    これはちょっと分かりづらいですが、好きな飲み物のアイコンだけを把握しておいて、それを頑張って探せばけっこう出来ます。(私はメロンソーダを必ず飲みます。緑を探すのです。)
    また、「ドリンクバー マシン」などのキーワードで画像検索をすると、実際のマシンの画面の画像が出てくるので、それである程度把握することも出来ます。

    個人的に、一番飲みたくて一番分からないのが、ティーバッグのコーナー。
    なにしろデザインが統一された、同じ大きさ・形のパッケージです。
    飲みたい、でも分からない!
    これを攻略するために、私はティーバッグコーナーの画像を撮影させてもらうことにしました。
    撮影して、席に戻ってスマホ画面を拡大して見て、「上から2段目、右から3列目」と欲しいものの位置を把握して取りに行きます。
    この方法を思いついてから、飲みたい飲み物を飲めるようになって嬉しいです。

    それ以外にも、ティーバッグのためのお湯の場所だとか、ジュースを注ぐためにコップをセットする位置だとか、グラスやカップの置き場所だとか、色々迷うことはあるのですが、ドリンクバーという場所柄のせいか?困って迷っていると、誰かが教えてくれたりします。
    逆に聞かれて答える場合もよくあります。
    ちょっとした交流が楽しいです。

    余談:初めてのひとりランチ

    目が悪くなって白杖を持つようになって、初めて一人で入ったレストランは、都内の某マクロビオティックレストランでした。
    入る勇気が出なくてお店の前をうろうろしていたら、お店の女性が出てきて、メニューの説明をしてくれ、席までもスマートに親切に案内してくれました。
    注文後も「あと◯分ほどでお持ちいたしますね」など声を掛けてくださり、細やかに(けれども大仰ではなく)応対してくれて、本当に嬉しくありがたく、幸せのひと時を過ごせました。
    もし白杖を持っての初めての一人外食が辛いものだったら、2度と外食ができなくなっていたかもしれません。
    もう10年くらい前になりますが、この感謝の気持ちは一生忘れません。

    最後に

    以上、メニューが見えなくても外食するための、いくつかの方法を書いてみました。
    スマートフォンでのカメラもしくは拡大鏡の項では、禁止の店もあると書きましたが、場合によっては電子ルーペならば許されるかもしれません。分かりませんが…
    自分自身で最大限の努力と配慮をしつつ、居心地の良いお店を見つけて、美味しい料理と楽しい時間を過ごしたいものです。


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