見えにくさの対処法まめちら
老眼、目の病気、ロービジョン(弱視)などの様々な「見えにくさ」に、あらゆる対処法を提案

拡大読書器と電子ルーペと、iPad、iPhone

読み書き:ルーペ

もくじ
  • 拡大読書器
  • 電子ルーペならお手軽
  • iPadやiPhoneの拡大鏡機能を使う
  • iPhone+パソコン→大画面出力
  • 拡大読書器

    カメラで撮影した像を、モニタに映し出してくれる拡大読書器。
    大きく分けて、据置型と携帯型があります。

    据え置き型の一例
    携帯型の一例
    携帯型の一例

    機種によって色々ですが、据置型では40倍前後まで拡大できます。
    また多くの機種が、白黒反転表示や、違うカラーでの表示などの機能も備えています。

    多くの機種が、20万円前後の高価な製品。
    ですが、視覚障害者認定を受けた人は、自治体によっては補助を受けて購入できる可能性があります。
    ただし福祉課の職員は無知で意地の悪い人間もいるので(←実体験より)、福祉課ではなく読書器取り扱い店、あるいは視覚障害関連に詳しい福祉関係の相談所などに先に相談してみるのも良いかも知れません。

    電子ルーペならお手軽

    補助を受けて購入出来る場合は良いですが、そうでない場合は拡大読書器を買うのは高価で大変。
    そんな場合、もっとずっと安価な電子ルーペを使うという手もあります。
    下の写真は、視覚障害者向けの展示会でシステムギアビジョン(株)さんのブースで見せていただいた電子ルーペ、クローバー。

    電子ルーペ クローバー

    画面に大きくクッキリと映し出されているのは、下に敷いてる新聞の文字です。
    特に左側のクローバー3は、片手で容易に持て、ストラップでぶら下げることも出来るコンパクトさ。
    私はこれがすごく気に入ってしまい、予算の都合さえ付けばすぐにでも購入したいと思っています。

    iPadやiPhoneの拡大鏡機能を使う

    iPadやiPhoneの拡大鏡機能は、電子ルーペのように使うことができます。
    拡大はもちろんのこと、色を変えたり色の反転をしたりも出来ます。
    拡大読書器や電子ルーペ同様、近くだけでなく遠くも見ることができるのも便利です。

    下画像は、iPadの拡大鏡機能で、本の中の小さな文字を最大限に拡大した様子。

    下画像は、iPhoneの拡大鏡機能で、本の中の小さな文字を最大限に拡大した様子です。

    ただし拡大読書器との大きな違いが一つあり、iPhoneやiPadは、読みたい物の上に直接置くことは出来ません。
    特に印刷物をじっくり読みたい場合は、直接置いて見ることが出来る拡大読書器や電子ルーペの方が、手も楽だしピントのゆらぎもないので適しているのではないかと思います。
    iPadやiPhoneも、スタンドを工夫することである程度はこの問題も解消できるかも知れませんが…

    iPhone+パソコン→大画面出力

    iPhoneをWebカメラとして使えるアプリ(無料)を使い、パソコンとiPhoneを接続して、iPhoneのカメラで捉えた対象をパソコンのディスプレイに映し出す、ということも出来ます。
    私はこれを主にメイク(化粧)の時に活用しています。(この場合は左右反転モードにして使います)
    これはかなり便利で、色々と用途が広がりそうです。
    別のページで詳しく書きたいと思います。

    PR 社会福祉法人全国ろう盲者協会協力のもとで開発されたデジタルタイマー
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