発症
中学生の時に視野の欠けと大量の飛蚊症が出て、即入院となりました。
十数人かそれ以上の医師の診察を受けましたが、誰もが首を捻って「なんだろうねぇ」と言うばかり。
全身検査は問題なし。
当時の状態は、
- 網膜の血管が動脈硬化のようになっていて血流が悪く、新生血管が出来てしまっている
- 視神経乳頭の腫れ
- 脈絡膜炎
たしかこんな感じで、ずっと病名を言われなかったのですが、だいぶ経ってからぶどう膜炎と言われました。
とはいえ誰もが見たことのない眼底らしく、ぶどう膜炎とは言っても一般的なケースとは異なりそうです。
ステロイドの眼注射や点滴、内服、それ以外の治療(1日3回の点滴、何かは不明)も受けましたが、なかなか効果が出ず。
2度目のステロイド点滴(1度目とは薬が違ったっぽい)で炎症の勢いが治まってきたらしく、退院となりました。
入院期間は3ヶ月でした。
退院後も長い間ステロイドの服用を続けましたが、悪化して血漿交換の治療を検討されたり(⇨結局しなかった)、その後は眼底出血を何回も繰り返したりしました。
当時の見え方
- 矯正視力0.5、0.8程度
- 中心近くの視野欠損
- 光視症
- 多量の飛蚊症
- 歪み
- 黒が焦げ茶っぽく見えたり、白がクリーム色に見えたり
- 白地に黄色文字などが見えない
- 眼底出血による見えにくさ
こんな感じだったと思います。
驚異の回復
退院後も頻回に通院治療を続け、年単位で病気は落ち着いてきました。
その後も通院は続きましたが、いつしか医師も驚くほどの視力の回復(1.2と1.5)を遂げました。
通院のたびに「しかし良くなったなぁ」などと感心されたものでした。
入院当時は失明の可能性もあったと思いますが、本当に奇跡の回復をしたのだと思います。
このままで終われば「大変だったけど良かった話」で終わったのですが、十数年の時を経て再発したのです。
その話は後編で。
⭐︎
これでも十分な長文になってしまいましたが、以下のページで当時のことをもっと詳しく書いています。
ぶどう膜炎 10代での発症当時のこと
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